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ruside
mm「ラウ、顔あげて」
『………って、なんで笑ってんの！！』
mm「いや、だって…ふっ、そんな直接言われると思ってなくて……」
『真剣なのに……』
みんなしてバカにして……
意地悪な人しかいないじゃん…
mm「うん、まあいいよ、」
『え？』
mm「お前のしたいことしてもいいよ」
なんて笑いながら言ってくれるめめ、
なんか、色っぽさが増してる……かも、
『え、あ、した……え？』
mm「ふはっテンパリすぎ、ほら、」
『あ、え…っと、』
目を閉じて、首を少し上に傾けて……
これって、キス待ち……ってこと…だよね？
『い、くよ…』
mm「ん、」
あれ…キスって目開けるんだっけ…？
あ、違う！途中でねじりながら閉じるんだ、
ふぅ…いくぞ……
『……ん！』
mm「おせぇよ笑」
『だからって…音まで出さなくても……！』
ぐだぐだしてた俺も悪いけど、心の準備があるわけだし、
なにより！わざと音まで出してキスしなくてもいいじゃん！！
絶対楽しんでるもん……
悔しい……
『めめはさ、ずっと待っててくれたの？』
mm「なんで？」
『めめが最近気にしてるって言ってたってふっかが、』
mm「…え？それ、誰からだって？」
『康二くん』
mm「！あいつ……」
あれ？めめなんか赤くなってる？
髪がふわりと揺れるたびにちらりとみえる耳が少し赤くなっているように感じて……
『かわいい…』
mm「は？」
『ねぇ、めめ？』
mm「…なに」
さっきよりも余裕がなくなってるみたい、大人な雰囲気が少しずつ崩れていって、ほんとにかわいい。
俺がリードしたいって思ってたけど、もしかしたらこれは、めめに任せた方が俺得？なのかも、
『どうしたらいいか、教えてほしいな』
mm「なっ、」
無知な俺は、これから少しずつ恋を教えてもらおう
[END]
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作者名：Tsukuri | 作成日時：2022年5月12日 20時
