一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第弐日目 真昼【甘露寺蜜璃】 ページ7

甘露寺蜜璃




ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…



｢ごめんくださーい！｣



｢Aちゃーーーん！｣



『はーい。って久しぶりにまともに玄関から入ってくる人見たな』



ほら、みんな気がついたらいるじゃん。



｢良ければ一緒に甘味処行かないっ？｣



『え、うん。いいけど…』



あんまり甘味処いったら太る気が…まいっか。食べたかったし



それに、この人には聞いておかなければいけないことがたっっっくさんあるからね。




＿＿＿＿＿｢何にいたしましょうか｣



店員さんに聞かれる



『うーーん。かすてらを五切れ！』



｢うーーん、あれもこれも美味しそうで困っちゃう。…決めた！桜餅三十個お願いしますっ！｣



結局どっちも決まったものを食べる



｢かしこまりました。｣



『相変わらず食べるね〜蜜璃ちゃん』



｢やだ！そんなに褒めないで〜！照れちゃう！｣



『これは褒めているに入るのかな！？まいっか、可愛いから』



『…蜜璃ちゃん、でも今日はね聞きたいことがたっくさんあるんだよね』ﾆｺﾆｺ



｢ん？なぁに？｣



ｺﾃﾝと首をかしげて言う彼女に、心臓を射止められるのを何とか抑えながら私はしゃべり続ける



『まず、なぁに？あの一月のやつ』ﾆｯｺﾘ



｢あぁ！そのことねっ！｣



(Aちゃん。そんな笑顔も可愛いわ〜！)



｢内容は簡単！｣


・昨日から丁度一月の期間でAちゃんが口説いてきた誰かに惚れればその人の勝ち
・Aちゃんにはいくらでも触れていい
・無理矢理、承諾を得るのは禁止



｢今はまぁ、そのくらいかなぁ〜｣



『ほうほうほう。ちょっと待って？』



なにいくらでも触れていいってビンタするよ？蜜璃ちゃんとしのぶちゃんと禰豆子ちゃん以外(理不尽)



だからか、不死川さんも炭治郎も無一郎くんも



『おっふ。』



｢どうしたの？｣



『いや、なんでもない。』



身の危険を感じるわ。とりあえずやっぱ、手当り次第殴るか(理不尽)



｢んー。とりあえず今日は七月二日だから〜｣



あ、今日七月二日なんだ。初知りだわ



｢期間は七月三十一日までね！｣



『あと、二十九日もあるの』



逃げようかなあと二十九日間、無理だけど。



｢あ、もちろん選択肢の中には私たちも入れてねっ？｣



｢私達だってAちゃんと一緒にいたいんだから！｣



『わ、わかった。』



こりゃあ結構真剣に選ばねばないらしい






あ、でも、誰にも惚れなかったらどうすんだろ

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