一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第拾弐日目 昼 【かまぼこ隊】 ページ48

｢ちょこれーと ちゃん！りくえすと 有難う！甘そうだね！｣ ｢隠れんぼは昔よくやったな〜！禰豆子たちと！｣ ｢俺様は山の王だぞ！！負けるわけねぇぇ！！｣
｢｢｢りくえすと 有難う!!!｣｣｣

＿＿＿＿＿＿＿



かまぼこ隊




｢Aさーん！｣



今起きたわ。



『元気かよ、おはよ…ｸｶｰ…』



｢おい！寝るんじゃねぇ！｣



ｶﾞｸｶﾞｸと揺さぶられる、あぁー脳が揺れる〜



｢伊之助！やめないか！｣



｢それはそうと、隠れんぼやろうよ！｣



『いいよ(寝ぼけてる)』



｢よしやるぞ！！！｣



つってもな暑いから



『家の中でやろうか』



そう言うと近くにある離れに向かう



＿＿＿＿＿＿＿



｢じゃあ、俺が鬼やりますね！｣



『了解〜』



そう言って三十秒数えてもらった



あ、ちなみに善逸は耳栓、炭治郎は鼻栓、伊之助は空間識覚を使わないように言った



『よし、ここならバレない』



と開けたのは押し入れの中



｢え、Aちゃん！？｣



『ちょ、善逸ここにいたの！？』



するとﾄﾀﾄﾀと恐らく炭治郎の足音が聞こえる



｢やばい、来て！｣



ｸﾞｲｯと腕を引っ張り、すっぽりと私を腕の中に収める善逸



狭い



『善い…｢ｼｯ…静かに。｣』



ね？そう言うと私を抱きしめなおした



｢…うーん。いないなぁ。｣



ドキドキしながらも耐え忍ぶことが出来た。



『じゃ、じゃあ私行くから！』



｢え！ちょっと！もう少し…！…行っちゃった｣




屋根裏に行くと



『伊之助！』



｢あ？なんでお前ここにいんだよ！｣



隙間から廊下を除くと炭治郎らしき人物が通った



やばい来てる



そう伝えると



来い。と言われた



だがしかし。足元にあったものに気付かず



ｶﾞｯ



『うわっ、やば…』



ここで大きいもの音を立てたら確実に捕まる



でもいつまでたっても音もしないし痛みもない



｢…ったく、危ねぇなお前。｣



伊之助が抱きとめていてくれたからだ



『あり、がと』



｢おう、俺はもう行くぜ！！｣




そして、ここならバレないと思って隠れていたのに



｢見つけた！｣



『うわっ！』



｢やっと見つけました！｣



ｷﾞｭｰｯ！と抱きしめてくる炭治郎



｢俺、一番最初にAさん見つけたかったんです！｣



でも何回か見かけたんですけど、隠れてる姿が可愛すぎてもっと見たくなっちゃって。



｢今度はもっと早く見つけますね！｣




隠れんぼもたまにはいいね。

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