一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第拾壱日目 朝 【皆】 ページ43

｢ココロ りくえすと、有難うな。他のやつ見んじゃねぇぞ、いいかァ？｣


＿＿＿＿＿＿


皆


『…なんだこれ。』


まだ朝の七時半だよ？


なんで勢ぞろいしとんじゃ。こっちは寝起きなのに


｢はーい！今から、鬼ごっこしますっ！｣


み・つ・り・ちゃーーーん？


また、変なこと考えて。


｢題して！りある鬼ごっこ〜！｣


｢ほぉ、派手な響きだな！｣


｢うむ！して、内容は！｣


｢説明するねっ｣


説明(一部変えちゃった！)
・現在朝八時〜九時まで
・武器の使用は禁止
・Aちゃんを守る紅組 追いかける白組(鬼)
に分かれ、制限時間内にAちゃんを捕まえられたら白組の勝ち！反対に守りきったら紅組の勝ち！
・勝った人にはAちゃんから何かしてもらいます！


『おーいおい。また話が飛んでるぞ。こら！！』


｢それで、優勝商品はなんですか？｣


『…じゃあ口付けで』


冗談で言ったんだよ、ほんの悪ふざけ


でも言った瞬間、


｢…これは頑張るしかないですね。｣


おい、炭治郎


｢…絶対勝つ。｣


闘志を燃やしている無一郎くん



｢終わりと始まりの合図は私がするねっ！｣



組み分けはこんな感じ〜！

白組(鬼)
・不死川実弥
・胡蝶しのぶ
・我妻善逸
・伊黒小芭内
・宇髄天元
・嘴平伊之助

紅組
・冨岡義勇
・時任無一郎
・竈門炭治郎
・悲鳴嶼行冥
・煉獄杏寿郎




どっちが勝っても嫌なんだけど。強いていえばしのぶちゃんたちだけど、鬼ごっこには負けたくないし。


｢…声に出てるぞ｣


『げ、聞いちゃいましたか義勇さん』


｢じゃあいくよー！！…よーーい！初めっ！｣


三十秒くらい経ってから鬼組は来るらしいけど三十秒あれば充分！


だと思ってたのに


｢Aちゃぁぁぁん！！！｣


いつの間にか経っていた三十秒。その瞬間見える黄色いたんぽぽ


『ま、じで？』


紅組はみんな散って逃げ道を確認してくれている


つまり、私一人ってこと


｢もうちょいで…届きそ…う！｣


『いやぁぁぁ！』


木々の上を走り抜け出来るだけ"音"を立てないように動く


｢俺だって、接吻してもらいたい！！！｣


見失っちゃったよぉぉ！！！



『…やべぇ。』


｢おぉー。危なかったな｣


その声が聞こえた瞬間、息着くまもなく逃げる


｢ド派手に俺に抱かれろ！A！｣


｢めちゃくちゃにしてやる｣


ﾆｶｯと笑うなくそが！！


｢…だめだよ。僕がご褒美貰うんだから｣


会えたことがこんなに嬉しくなる日が来るとは

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