一月で惚れさせてください【鬼滅の刃】

第拾日目 昼 【嘴平伊之助】＊ ページ41

｢な 左衛門 りくえすと だかなんだかしんねーけど、流石俺の子分だな！またしろよ！絶対だぞ！｣

＿＿＿＿＿



＊嘴平伊之助





皆が解散して伊之助と二人っきりになった。




『とりあえず伊之助…』



情報収集行こうか、そう言おうとした時




ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ




信じられないほどでかい腹の虫がなった




｢んだ！？鬼か！？｣



『違う、違うんだ、恥ずかしいからやめて！！！！』



｢あ！？｣



その天然さが今は怖いわ！！



とりあえず屋敷に戻ってご飯を食べることにする



『伊之助も食べる？衣のついたあれ、作るよ』



｢…どうしてもっていうんならな！｣ﾎﾜﾎﾜ



｢…｣ｶﾞﾌﾞｯ…ﾓｯｼｬﾓｯｼｬ



『すげぇな』



私よりいい食べっぷりに思わずぽけーっとする



｢…うめぇ。｣



『素直でよろしいっ』



まぁ相も変わらず美形な顔には食べかすが沢山ついていて




『ちょ、汚ったない伊之助、拭くからじっとしてて』



｢…｣



すると本当に珍しく大人しくしている伊之助



『…よし、拭けた』



すると急に顔を掴まれ



『…わっ』



ﾁｭｯ




口付けをされた



『な、！？』



｢ふーーん。｣



こんなもんかよというような顔でこっちを見る



『どこで覚えたそんなの！』



｢ん？紋逸がお前と口付けしてぇとかなんとか言ってたから、どんなもんか試してみたんだよ悪ぃか｣



口付けするとほわほわすると聞いてやったらしいけど



『…あいつ…』



｢なんでA、顔赤いんだ？｣



『いや、それはその、』



｢てか、｣



もう一回させろ。なんかほわほわしてすげぇ気持ちいい。



と言い、今度はそっと。壊れ物を扱うように顎を持ち上げられる



『あ、伊之助ちょっと待って、』



｢なんでだ｣




『なんでと言われても』



｢うるせぇ！ほわほわさせろ！｣



どんだけほわほわしてーんだよ！！！



ﾁｭｯと口を塞がれ



『あ、まっ…ん、』



口内を荒らされる



『(…やば、深い…息できな…)』



『伊之助、まって、息でき、ない』



｢こんなんで終わりかよ｣



いつもの猪突猛進！！という姿はなく、目の前にはただの男がいる



｢…もっとしてぇ。｣



『やめ、これ以上は！』



『天ぷら！！まだ残っ、てるよ？』



ﾋﾟｸｯ!!



｢俺が全部食ってやるぜ！！！｣



単純でよかったァァァァ

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