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番外編 早朝 【御館様】 ページ22

御館様 七月六日




『…遂に一睡も出来なかったか。』



昨日の夜、童磨にあんなことをされて家に戻ってから鴉が来た



『え、御館様からじゃん。』



なんかしたっけ。



それがなんとなぁく心配で寝れなかったのだ



『朝六時って書いてたな』



はっやっと思いつつもそさくさと準備をする



あれ?てか珍しいな誰も来てないの。誰かしらにはあってたんだけどな




『失礼します御館様。』



挨拶だけはしっかりしないとね



「よく来てくれたね。」



『益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。』



「まぁそんなに硬くならないで。おいで。かすてらでも食べよう」



『いいんですかぁぁ!』



「あぁ。」



奥様に私と二人にするように言うと庭は静寂に満ちた



『それで、どうしたんですか?私をわざわざ呼んでまで』



こんなに御館様に無礼なのは私くらいだと思う



「うーん。そうだね。顔が見たくなった、と言えばいいかな?」



『ほ?』



「…冗談ではなくいつ居なくなるか分からないだろう?」



『まぁたしかに』モグモグ



「ましてや、あの子達の誰かと恋仲になるなら私と過ごす時間も短いのでは、と思ってね。」



『うーん。でも私は仮に誰かと恋仲になったとしても御館様が第一ですからね〜』



「おや。嬉しいね。」



美味しいかい?と優しく聞いてくれる御館様



『はい!』



やべ、御館様の声って聞いてると眠くなってくるんだよね、一睡もしてないし、



「寝てないのだろう?寝てもいいよ」



『え、でも無礼じゃないですか?』



ウトウトしながら言うけど



「大丈夫。膝枕をしてあげよう」



奥さんいるのに大丈夫かよと思ったけど、子供なんだもんね御館様から見れば。ならいっか(よくねぇ)



『じゃあお言葉に甘えて』



御館様の膝に頭を乗っける



『スースー』



眠りに落ちるまで数秒だった



心地いいーまじで。



「…可愛いね。」



スヤスヤと寝るAの頭を撫でる



そして鴉に文を携えると柱の誰かに迎えに来るように頼んだ



「…それにしても涎が垂れている」



見ることは出来なくても浴衣が濡れているのがわかる



クスクスと笑ってしまう。



「いつも有難う。」




_____その後時透無一郎が迎えに来た



「御館様、誠に申し訳ありません。Aが粗相を。」



「いや、いいんだ。私が誘ったから。」



「ならば良いんですけど。」



少しは気分転換になったかな?

第陸日目 真昼 【時透無一郎】*→←第伍日目 夜 【童磨】*



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(プロフ) - ひなさん» 宇髄さんことごとく不発ですね!笑 でも、そろそろ行動を起こすようです。私も好きです! (2019年12月12日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 宇髄さんほぼほぼダメじゃないかぁ...そういう所も含めて好きなんだけどねっ (2019年12月12日 20時) (レス) id: e24aa52dc2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 名無し5472号さん» 「喜んでくれたようで良かった。」「名前を変えられないのか?そうか、まいぺーじ を開いて 右上の設定を押し ぷろふぃーる設定 から変えられないだろうか。力になれずすまん。」「また りくえすと してくれ。」 (2019年12月8日 11時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
名無し5472号(プロフ) - んわぁぁぁぁありがとうございますぅぅぅ どうしても名前の変え方が分からなくて…!!!錆兎かっこよすぎますぅぁあ (2019年12月8日 7時) (レス) id: 4ba81fc84d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エルとさん» 「えると ちゃんは渡しませんよ?特に冨岡さんには。」「…それは、えると が決めることだ。」「そんなんだから嫌われるんですよ?」「(心外)」「また、りくえすと 待っている」ニコッ (2019年12月7日 21時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月29日 17時

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