検索窓
今日:13 hit、昨日:5 hit、合計:100,866 hit

勘違いとすれ違い【山田二郎】 ページ21

新キャラ登場!


山田二郎





「Aー?…いねーな。」



毎日一緒に下校しているAを探す



俺は勇気がなくてあいつに告白できないから、帰りのその時間がすごく大切なものだった



タッタッタッ…廊下を走る



すると窓の外から聞き慣れた声がした



___『話ってなにかな?』



「…っあの」



あれ学年一イケメンの雨宮洸と、Aじゃねぇか



「…好きです。ずっと前から。付き合ってもらえませんか。」



「…は?」



『…私』



俺は耐えきれなくてその場から逃げ出す



「…っ」



___ガチャ バタンッ!!



一「ん?二郎おかえ…りって、どうしたんだ?」



「…」



家に帰った瞬間自分の部屋に駆け込む



ボスッ



「…っ絶対OKじゃんあんなの。」



だってあいつイケメンだし頭いいし、運動も出来るって言ってたし、あんなの、OKするしかねーじゃんか。



「はぁ…」



___「…好きです。ずっと前から。付き合ってもらえませんか。」



洸くんから告白されるなんて思ってもみなかった。



『…私、女癖悪い人に興味ないから』ニコッ



学年一イケメンとか言われてるらしいけど、本当にイケメンなの二郎だから。



「…え?な、何言ってるんだよ」



『…他校だかなんだか知らないけど、女の子弄ぶだけ弄んで捨てるらしいじゃない?』



「そんなこと…『そんなことするやつに。…興味ないよ』…っ。」



走り去っていく



『…冗談じゃない。』



私は二郎が好きなの!!





___「…」



しばらく枕に顔を埋めていると携帯が鳴る



「…ん」



三鼓 葵二郎くん、ちょっといいかな?



A二郎?先帰っちゃった?



「…」



俺は三鼓のメッセージだけ返した



おう。



三鼓 葵明日の放課後、教室に残ってくれないかな?



分かった。



心に少しの淀みを持ったまま俺は次の日を迎えた



『おはよ〜!二郎!なんで昨日先帰っちゃったの笑』



「…っ、いや、別に。」



『え?』



私の横を通り過ぎて行く二郎



____放課後



呼び出された教室に最後まで居残るAは委員会でいないし、どうせあいつと帰るだろうし



ガラガラ…



「来てくれたんだ!」



少し間が空く



「…っ好きです。二郎くん。付き合ってもらえませんか。」










俺は逃げ場が欲しかった。



「…よろしく。」

*→←頑張ってる君が好き【飴村乱数】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
205人がお気に入り
設定タグ:短編集 , ヒプマイ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます泣 ここまで来れたのも皆様のおかげです!お楽しみに! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 完結おめでとうございます!次も楽しみです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くるみさん» 癒しになれて良かったです!!笑 ついつい見ちゃいますよね。分かります。テスト頑張ってください!応援しています!! (2019年6月24日 23時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - ありがとうございます癒されましたテスト数日前にもかかわらず見てます(笑)これからも頑張ってください! (2019年6月24日 22時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くるみさん» お疲れ様です!更新が安定しなくてすみません!ありがとうございます!泣 (2019年6月22日 8時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年5月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。