天上の歌声なんて別に ページ2
Aside
私は歌うと寿命が縮まる奇病にかかっている
じゃあ何故歌っているのか。と問われれば病気を治すため、進行を遅めるため。
"ただそれだけ"
…歌うのは嫌いだ
私が歌うと人が集まる
仕方ない。そういう病気なのだから。
男1「すげぇ。」
男2「ちょっと声掛けてくるわ。」
『___♪』
『…やっと歌い終わった。』
命が削られてゆく感覚がある
せめてもと思い大好きだったあの人との思い出の歌を歌う
男「ちょっといいかな?」
『…なんでしょうか』
この人なのだろうか私の運命の番は。
男2「すごいね。歌声。ちょっと俺らと一緒に来ない?」
男が私の手首を掴み引っ張る
『いった…』
なんとも古い手を使ったナンパだ。
にやにやしている男達にに連れていかれそうになる
当然のように周りは見て見ぬふりだ。
『…っ離してください。』
すると綺麗な手が私を掴んでいる男の手を軽く捻る
男2「ぐっ…」
「…おい。女の子一人に何人がかりだ。」
声がするほうを向くとそこには綺麗な瞳を持った青年がいた
トクン___胸が高鳴る。
男3「あ?ちょっと黙ってろよ」
私を傷つけないようにか華麗に男達をなぎ倒していく姿はとても綺麗だった。
『あの、ありがとうございました。』微笑み
「…っ!いえいえ。当たり前のことっすから」
「あ。すいません俺もう行かなきゃ…」
「えっと、今みたいなことあったらここに相談しに来てください!待ってるんで」
一枚の名刺を渡そうとする青年
「おい、二郎!置いてくぞ!」
「早くしないと置いてくぞ低脳」
二「え、まってよ兄ちゃん!」
『…二郎さんって言うんだ。』
『…あ。名刺、受け取れなかったな』
二郎さんには今までにない何かを感じた。感じたことの無いような、何か。
思えばそれが私の運命が動く瞬間だったと思う
また場所を変えて歌わなきゃ。あの人が見つかるまで。
私にはもう時間が無い
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燐(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年3月15日 21時