一月で惚れさせてください 弐 【鬼滅の刃】

第拾陸日目 昼前【我妻善逸】＊ ページ8

｢明空ちゃん！りくえすと 有難う。またしてね！｣


＿＿＿＿＿＿＿＿

＊ 我妻善逸




時刻は朝九時。今日もゆったり一日が始ま…
｢ごめんください！｣


らなかった



『へいへい。どちら様ですかっと』



｢すみません、この子預かってもらっていいですか！！｣



『ん？炭治郎？…え！？』



ボロボロになった炭治郎が黄色い髪の子を抱えて来た



それを代わりに抱っこする



｢よろしくお願いします！！｣



そう言って出ていった



『え、ちょ！！！…僕、名前は？』



｢じぇん、いちゅ！｣



『じぇんいちゅ？』



ん？善逸？



｢じぇんいう！｣



『え、かわいい』



鼻血出そう



まぁ、ご都合血鬼術で心身ともに幼児化してしまった善逸を預かることになったのだけど



『何して遊ぶ？善逸』



とりあえず抱っこしていた善逸を下ろす



ｸｲｯ



服の裾を引っ張られる



『ん？どうした？』



｢ん！｣



もみじのような手を広げ



｢だっこ、だっこ！｣



何この可愛い生物



ﾋｮｲと抱っこするとﾆﾊﾟｧと笑う善逸



『可愛いなぁ』



『よし。んで、何して遊ぶ？』



｢おままごと！｣



『了解』



｢おれが、おとさんで｣



｢ねぇねがおかさん！｣



『あ、夫婦設定ね』



てか、ねぇねて。尊くね。なんだこの生き物は



戻らなくてもいいんじゃない？(おい)



ｺｸｺｸと頷きながらご飯茶碗を両手で持っている善逸



｢ただいまぁ！｣



『あら〜おかえりなさい。あなた』



｢きょーはたんじろうとあそんだ！｣



『ふふっ笑 仕事じゃないんだね。』



｢あそんだ！｣



『何して遊んだんですか？』



｢んとね、おにごっこ！｣



『そうかそうか、鬼ごっこしたのか。』



楽しかった？と聞くと



｢うん！｣



満面の笑みで頷く



しばらくおままごとをして遊んでいたが、頭がｺｸｺｸし始めた善逸



『眠い？』



｢…｣



ううん。と首を横に振るが今にも寝そうだ



『ちょっとだけ寝よっか』



布団を敷き寝かしつける



『…眠くなってきた。』



寝ちったよ


＿＿＿＿＿＿＿＿＿



『…ん。あれ、ちょっと寝てた』



｢…あ、あ、｣



『あ』



戻ってやがる



｢Aちゃん、寝顔も可愛いいいいいいいい！！！｣



『善逸は小さい方が可愛かったのに。』



｢酷くない！？酷くない！？｣



｢…でも、俺のお世話してくれてありがと｣



ﾁｭｯ



『へ、』



おでこに口付けして、去っていった

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