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第百十一話 〔前世の過去〕 ページ21

石川side


嗚呼…なんだろう…この暗闇の空間は。
何かに縮小されている感じだ。
寂しい…そんな思いが込み上げてくる。

また、悲しいと云う感情も。
なんだか少し時が止まっている感じがするよ。
その時、何故か前世の厭な過去を思い出した。

───


うちは前世、裕福な家庭に生まれた。
家族構成は祖父、父、母、姉、うちだった。
姉とうちはとても仲が良く、祖父と両親も心からうち等を愛していた。

だが、この様な理想の家庭はあるキッカケで崩壊した。
それは母がマフィアを目の敵にしている奴に殺されたのだ。
母は先代のマフィア首領の娘で、沢山の恨みを買われていたのだった。

それからと云うもの父は荒れ、祖父の様態は悪化した。
姉とうちは父に怯えながらの生活を送っていた。
世間では虐 待と云うのを受けながらの生活。


『お姉ちゃん……』


姉 沙楽。二つ年上。
とても優しく、心が強い人。


沙楽「大丈夫…大丈夫だからね…」


と、弱々しくうちに囁いた。
この時のうちの歳は13歳。
姉は15歳だった。
その時だった。


グサッ
そんな音がした。
上を見ると父が姉の心臓を短刃で刺していた。


沙楽「え……」


ポタポタと血が落ちた。
父…否、男は短刃を取り抜き去っていった。



『お姉……ちゃん?』


沙楽「ごめ……んね……」


姉はそう云いこの世を去った。
たったの15年。
今頃、高校に行くために勉強し、また青春を謳歌していただろう。

それをあの男によって消え去った。
…あんまりだ。
こんな時に時間を止めたり巻き戻す能力が凄く欲しかった。

『うっ………あ”ぁぁぁぁ!!』


「うるせえ!!!!」


男はうちに短刃を向けて走ってきた。
その時、時が止まった。
こんなチャンスは絶対にない。そう思い男が握っていた短刃を奪い

殺した


ザシュッ

とても心が軽くなった。
もう、あんな暴力を振られたりしない。
と…だけど心残りは姉だ。

うちにとって最愛の家族が殺され死んだ。
これが何よりも辛く心に刻まれた。
その後、祖父に引き取られマフィアで過ごす日々。

森さんやエリス。また太宰と中也に出会い…姐さんに出会い…出会いと別れの物語だった───


────

本当に厭な思い出…
誰かこの暗闇から救けてくれないかな…

第百十二話 〔守り〕→←第百九話 〔失態〕



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作品ジャンル:恋愛
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冬樹 - 両思いですね←更新期待してますッ!!(( (3月30日 13時) (レス) id: cf0d6f483a (このIDを非表示/違反報告)
雄里(プロフ) - 冬樹さん» 愛してます← (3月29日 22時) (レス) id: 02495464d7 (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - 好きです← (3月29日 22時) (レス) id: cf0d6f483a (このIDを非表示/違反報告)
雄里(プロフ) - 彗さん» あ、マジですか。直してきます! (3月6日 23時) (レス) id: 02495464d7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみにしてます!百二十話のマグネのセリフの所の表示が爆豪になってますよ! (3月6日 22時) (レス) id: a0fa80ddba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作成日時:2018年9月24日 21時

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