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黒髪の人、ボスさんが車に入り最後はピンクさんになったが何故か私を見て顔色を悪くしている。
え、私なんかしたか？？
『…あの、』
「っ！ い、いや何でもねぇ」
『はぁ……？』
ピンクさんはササッと入って荒くドアを閉めた。
何だったんだ？ と思いながらも私は助手席に座る。
そして車が発進し、目的地に向かって走り出す。
すると、後ろに乗っているボスさんが私の肩を軽く叩いてきた。
「ねえ、玲」
『はい、どうされましたか？』
「目的の場所まで暇だから、なんか面白いこと話してよ」
『面白いこと、ですか』
「楽しかったことでもいいよ」
無茶振りだなこの人。
まあ、ドライバーとして乗客を楽しませる為に面白いことを考えることも大切だと思うし…あ、そうだ。
『では、僭越ながら。昔の話なんですけど、私の中学の友人に三途っていう男のくせにまつ毛バサバサ山の長髪男がいまして』
「え」
「………………………」
『その三途が、なんか焦ってるようでどうしたのって声を掛けたんです』
今でもあの日のことを思い出す。
あの時は本当に楽しかったなぁ…確か帰り道、愛車のチャリンコ丸ゴーゴーに乗っていた時のこと。
後ろから「玲！」と声をかけてきた。
『あれ、三途じゃん。どったの、そんな汗かいて』
「チャリに乗せろ！ 今すぐ！！」
『え、なになに』
事情を聞くと、少し面倒な連中に追いかけられているらしい。
不良ならボコボコにしろよ、と言ったが今手を怪我をしているらしい。
後ろから待てやゴラァ！！ 的なことが聞こえて、さすがに友人を見捨てるほど人間をやめてない私は了承をした。
『…わかった。後ろ乗って、飛ばすから』
「おう……うおっ！？」
三途が後ろに乗った瞬間、私はいっきにペダルを回した。
確かこの先には階段があるから、そこを飛び降りればなんも問題ないだろう。
「おい玲ぃぃぃぃ！！！ 飛ばしすぎだろ！！！！！ テメェのケイデンスどうなってやがる！？ てかこの先階段だろ！？」
『私の騎乗スキルはA+！！！ 例え自転車でもファヴニールのように乗りこなしてみせる！！』
「テメェは俺を殺す気か！！」
『汝は竜！ 行くぜ、ひぃやっほう！！ ……あ、』
「あ」
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リリナ(プロフ) - 続き楽しです (2022年2月2日 18時) (
レス) @page14 id: 9cae32985f (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - 面白すぎて爆笑させて頂きました笑笑続き楽しみにしてます！ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 149dedba41 (このIDを非表示/違反報告)
むくろ(プロフ) - 夢主ちゃんモードレッド味があるー (2021年12月18日 0時) (レス) @page6 id: 174613f474 (このIDを非表示/違反報告)
夜那(プロフ) - ブラフマーストラはラーマくんの宝具じゃないですか？ (2021年12月1日 8時) (レス) @page13 id: 11966a8a73 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 全部元ネタあるの好きですwwwwwwwww (2021年11月28日 19時) (レス) @page14 id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作成日時：2021年10月18日 13時
