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拝啓 鶴蝶くん様
私は現在、君のところの同僚である灰谷兄弟さんに拉致られて銀座の超有名な高級寿司店に来てます。
私が色んな意味で死ぬ前に助けてください。
敬具
「好きなの選んでいいから」
『りっぱ寿司に行きたい……』
「はー？ あんな店よりコッチの方がいいだろ？」
『ひえっ、そうですね』
りっぱ寿司も普通に美味しいと思うけど、流石に高級店と比べちゃ失礼か。
そう言えばこの店、前に悟さんに連れてきてもらった記憶がある。
あの人金持ちだし、懐も結構深いから沢山食べたけど今回は違う。
私の両隣りにいる彼らだ。
失礼なことしたら殺されそうだ。
…………仕方ない。腹をくくろう。
美味しいお寿司いっぱい食べて現実逃避しよう。
メニューにはどれもこれも高そうなものばかり。
出来るだけこの中から比較的安いの選んで食べよ…後でツケられるかもしれないし。
「＿＿で、やっぱりお前って鶴蝶の女？」
『ブッ』
「その反応は違うってことか？」
『えっと…彼とはその、幼なじみなんです』
「ん？ でもアイツって施設育ちだろ？」
『彼のご両親が亡くなる前は近所に住んでて……もう一人の幼なじみと良く遊んでいた仲なんです』
「へー。なーんだ彼女じゃないんだ」
『あはは…恐れ多いです』
行く行くは、なんて思うけどどうなんだろう。
私は付き合いたいな、と思ってるけど鶴蝶くんがどうなのか分からない。やはり恋は難しい。
そして特に何事もなく平和()に過ぎていき、私達は店を出た。
『ほ、本当に奢ってもらって良かったんでしょうか…？？』
「いーのいーの。俺らが奢るって言ったんだから奢るの」
「お前は俺らにお礼を言うだけで良いんだよ」
『…わかりました。今日は美味しいもの食べられて満足でした。ありがとうございます』
「おー」
そして少し彼らと話していると「お前ら！」と聞き覚えのある声がした。
「あれ、鶴蝶じゃん。どうした？」
「どうしたって…お前らAに何やった」
「なんもしてないって。ね？」
『は、はい。お寿司奢ってもらっただけで』
私がそう言うと鶴蝶は「はーー……良かった」と安堵していた。
この反応を見る限り、この人たちやっぱりヤバいのかな。
「え、なになに。鶴蝶ってば嫉妬か？」
「鶴蝶にも春が来たか」
「っ…」
え、その反応はやはり期待してもよろしいのでしょうか。
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うさ - 鶴蝶大好きなので作品様に出会えて嬉しいです！もっと鶴蝶夢が増えたらいいな〜と思います (2月16日 6時) (
レス) @page6 id: f5f3f838b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるりんちょ - 鶴蝶推しなので尊死Ω＼ζ°)ﾁｰﾝしましたw (6月9日 17時) (レス) @page25 id: 9ac05528fb (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 完結おめでとうございます！主人公の温厚で一途な所が乙骨家の血感じて好きです。個人的に五条さんとの初対面エピソード読んでみたいと思いました。今後も執筆応援しております。 (2021年12月27日 14時) (レス) @page28 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - わぁぁぁぁ！完結おめでとうございます！めちゃ面白かったです！ありがとうございました！！ (2021年10月23日 13時) (レス) @page26 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します…！！ 完結おめでとうございます、滅茶苦茶素敵でした…!! 特にクロスオーバー物という点もあり、とても楽しんで読ませて頂きました(´˘`＊) これからも応援しております、頑張って下さい(*ˊˋ*) (2021年10月23日 4時) (レス) @page27 id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作成日時：2021年9月12日 14時
