2.Wエースの上司様【名探偵コナン】

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犯人の一人が俺の隣に居る男性と、組織の一員疑惑のある男性を前に呼び出し、もう一人の仲間に銃を突き付ける。
そして小仏トンネルに入り、犯人達が着ていたスキーウェアに着替えさせられる。



なるほど…それで一時的に身代わりになってもらうのか。
と言っても、顔を見られたんだからこの爆弾で全員殺すんだろうけど。



するとコナン君が爆弾が入っているスキー袋に口紅？ で何か書き始める。
……あぁ、なるほど。STOPを反対に書いて運転手が見るバックミラーに「ブレーキしろ」って指示するのか。


犯人達から見ればなんて書いてあるか分からない。
うわ、さすが江戸川様だわ……こういう時は尊敬します。



「よォし！ スピードを上げろ！！ ヘタなマネをするなよ……オレ達の言う通りにやってりゃ助かるん…」



「よく言うよ…どーせ殺しちゃうくせに…」



「な！？」



「だってみんなに顔を見せたってことはそーいう事でしょ？ なんとかしないとみんな殺されちゃうよ…この爆弾で！！」



「！！」



犯人の一人がコナン君に銃を向けるが、爆弾に当たる可能性がある為もう一人が止める。
そしてコナン君が「早く！！！」と叫び、バックミラーを見た運転手が急ブレーキを掛けた。



『哀ちゃん！』


「っ！？」



この際Yesロリータ、Noタッチはどうでもいい！！
俺は哀ちゃんを抱き寄せる。マジでごめん。

突然の急ブレーキで犯人達は床に倒れる。
そしてバスは停車する。



『元太君、光彦君。 直ぐに爆弾から離れるんだ』


「で、ですが」


『こういうのは…プロに任せな』



俺はスキー袋を開け、爆弾の解体を始める…が、俺は目を見開いた。
おいおい、なんでタイマーが動いてんの！？！？



『乗員乗客全員今すぐバスから出ろ！！ もう30秒で爆弾が爆発する！！』


「なっ、」


「何じゃとォ！？」





クソがっ！ でもせめて一つは解体しておきたい。
この爆弾なら20秒あれば解体出来る。


俺が解体している間に乗員乗客達はバスから降りる。
よし、解体終了…これを持って出れば被害は最小限で収まる。


俺は爆弾を持って立つとまだ車内に哀ちゃんが残っていた。




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