第6話 「最小限の被害」 ページ8
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『ちっ…もう切れるか』
うちは丁度近くに居た彼に声を掛ける。
『君! もうすぐ時間が動き出す!次は地下堂ではなく建物がない場所に避難させろ!』
「ですがっ」
『このまま建物がある場所に走らされると建物が壊れ瓦礫が落ちてで死人が出るかもしれない! 地下堂に近い人はそのまま地下堂に送れ!』
「………わかりました!」
彼がそう云った瞬間、時が動き出した。
ウチらは特にイルガーの真下や進む方向、建物の中にいた人達を優先して先に地下堂に避難させ、イルガー周辺の市民は建物の中もいれ居なくなった。
『っ…眠い…』
最大時間使い果たしたから睡魔が非道い。
眠すぎる。 会議に出れるか心配だ。
そしてうちは地下堂に近い人達に声を掛ける。
『市民の皆さん! 私はボーダー副本部長 石川Aです。
ここにはもう近界民による被害は無いです! 不安かもしれませんが焦らず地下堂に向かってください!』
そう指示すると市民の人達は少し早足だけども他人との感覚を取って地下堂に向かう。
『この辺りはもう市民は居ないかな…後は』
うちは振り向き空中に浮いているイルガーに目を向ける。
イルガーの背中を見ると誰かが戦ってるようだが自爆状態が発動している。
多分イルガーを自爆状態まで追い込んだな。
『アレが落ちたら半壊どころじゃ済まないなあ』
その時、イルガーの尻尾に鎖が付いた。
え、何あれ。 トリガー…???
鬼怒田さん新しいトリガーでも作ったのか??
そして鎖は勢いよくイルガーを引っ張り川に落とした。
その途端大爆発が起こる。
『うわっ…スゲー……』
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三斗(トリップ願望者) - 完結表示になってますけどまた再更新してほしいです! (2022年9月4日 8時) (レス) @page38 id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク(プロフ) - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年6月7日 20時) (レス) @page38 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
テンプラさん(プロフ) - 終わった…??更新待ってます…! (2021年12月6日 22時) (レス) @page38 id: ac3994717f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 更新待ってます (2021年3月15日 16時) (レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
ダメウサギ - 太宰さんキターー中也さんは、いつかな〜 (2020年6月18日 18時) (レス) id: 1dbfdfda29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作成日時:2020年5月23日 10時