第14話「秘密のお願い」 ページ16
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僕と空閑、そして迅さんと話しているととある人物がやってきた。
『皆、お疲れ〜』
迅「おっAさん」
修「い、石川副本部長! お疲れ様です!」
僕は少し塊ながら挨拶をした。
『三雲君と空閑君に話があって…迅、少し外してくれる?』
迅「……了解」
『ありがとう』
副本部長が迅さんにそう言うと迅さんは少し顔を歪ませたが直ぐにこの場を去った。
僕達に…話?
『これで邪魔者は居なくなった。楽にしていいよ』
修「い、石川副本部長…?」
『名前でいいよ。 うち、堅苦しいの好きじゃないンだよねー』
修「う、うち…?」
な、なんだ??
一人称が私じゃないし…口調も違う。
『んふふー今の姿がうちの素の姿。 一人称が「私」の時は副本部長として』
修「は、はあ……ん? でも確か空閑には嘘を見抜く副作用があるのにどうして」
遊「確かに…どうして?」
『うちはね「副作用を無効化する」副作用を持ってるの』
修「……!!」
遊「なるほど…だから発動しなかったのか」
『そゆことー…それで話を戻すけど昨日のイルガーの件』
「!」
イルガーの件…そうだ。
あの不思議な時間。
『三雲君、昨日は吃驚したでしょ? ごめんねー説明も無しに働かせちゃって』
修「い、いえ!」
『単刀直入に云うけど……昨日の件、上層部や迅とかに云ってない?』
修「は、はい! 言わない方が良いかと思って言っていません」
『うわっ助かるー本当にありがとう』
遊「??? 話についてけんのだが…」
『ああ、そうだね。 空閑…あーもう遊真と修でいいや。
遊真には後でちょっと説明しようと思う』
遊「わかった。 なら俺もはずれるよ」
『ごめんね、うちから誘ったのに』
遊「いえいえ」
空閑はそう言うと公園のブランコに座った。
『…それで先刻の話だけど…あれはうちの特殊な能力の所為なんだ』
Aさんの特殊な能力…
修「それって…副作用とは違うんですか?」
『副作用とは全くの別物…この能力を知っているのは城戸司令のみ…だから余り他言しないでもらいたい』
修「………わかりました。 絶対に言いません」
『…ありがとう』
Aさんは礼を言うと空閑の方に向かった。
特殊な能力…あれはまるで時間が止まったような感覚だった。
時間を止められるとかそんな訳ないよな…はは
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三斗(トリップ願望者) - 完結表示になってますけどまた再更新してほしいです! (2022年9月4日 8時) (レス) @page38 id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク(プロフ) - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年6月7日 20時) (レス) @page38 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
テンプラさん(プロフ) - 終わった…??更新待ってます…! (2021年12月6日 22時) (レス) @page38 id: ac3994717f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 更新待ってます (2021年3月15日 16時) (レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
ダメウサギ - 太宰さんキターー中也さんは、いつかな〜 (2020年6月18日 18時) (レス) id: 1dbfdfda29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作成日時:2020年5月23日 10時