『＿2＿』 ページ2
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そして岩屋の奥に進んでいくと不穏な空気が増していく。
皆は楽しく談笑してるけど、そんな場合じゃない。
早く、速く、この場から皆を連れて逃げたかった。
この先に、あの変な生き物が居ると私の直感が言っている。
『皆、やっぱり帰ろう』
「なんでよ。 特になんにもないじゃん」
「やっぱり怖いのー？」
『怖いんじゃなくて、ヤバいの。 ここに居たらマジで手遅れになる』
「何言ってんのさ。 平気だってば」
平気じゃないんだってば。
すると奥の方から何かが歩いてくる音が聞こえてきた。
あの生き物だ。 絶対に。
私にだけ聞こえているものだと思っていたら、他の子達も聞こえているらしく固まっていた。
マズイマズイマズイ！！！！
そして足音の主は懐中電灯の光によって映し出された。
【だ…だぁぁ…すげ…でぇ…】
「ひぃっ！」
「キャァァァ！！！！」
「助けてー！」
友人達は声を上げて岩屋の入口の方まで走って逃げていった。
私は彼女達を優先して一番後ろで走っている。
走っても走ってもあの生き物がこちらに着いてきている音が嫌でも耳に入ってきて気味が悪い。
走っていくと足音が消えたことに気がついた。
もう、追ってきてないのかな…と思っていたら前の方で友人の叫び声が聞こえた。
まさか彼奴、友人達を先に…！ 懐中電灯の光を辿りにそこにいくと友人二人は倒れてもう一人の友人が生き物に捕まっていた。
『杏里ちゃん！！』
「ひぅっ…燈ちゃん…た、助けて…」
泣きながら私に助けを求めてくる友人。
私も助けてあげたいけど、私には見ることぐらいしか出来ない。
でも、もしも…転生特典とかで何かしらの能力があるのだとしたら。
私は目を瞑り手を握って願った。
『(マスタング大佐…お願いします。 力を貸してください！！)』
私はそう願うと目を開き生き物に向けて手を向けた。
何故か、なんとなく出来るような気がした。
心に負の感情が混じりながらも私はパチンっと指を鳴らした。
その瞬間、生き物は燃え始めた。
『え、』
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ななり(プロフ) - Yuriさん» 返信ありがとうございます！私も呪術高専トリビアでの内容でしか知らなかったので『昔』としか考えておりませんでした。教えていただきありがとうございます◎言われてみればその様にも考えられますよね、、お手数をお掛けしました( ; ; ) (9月12日 1時) (
レス) id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - ななりさん» 少し語弊が生じてしまいましたが、芥見先生による呪術高専トリビアにて割と最近四年制になったということできっと高専五条時代はまだ五年制なんだなと独自で判断して誤解を招いてしまいました。申し訳ありません (9月12日 1時) (レス) id: dfb9ab75d1 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 私が知っている限り『昔』としか知らないのですがどの記事・お話に高専五条時代は5年制と書かれていたのでしょうか、、教えていただけると幸いです( ; ; ) (9月12日 0時) (レス) id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - ななりさん» 芥見先生によると高専五条時代の高専は五年制で、虎杖の時代は四年制になっているらしいです。 (9月11日 2時) (レス) id: dfb9ab75d1 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - コメント失礼致します！ リアルの高専ごに5年制ですが呪術高専は4年制ではないでしょうか？ (9月11日 1時) (レス) @page8 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時：2020年12月7日 17時
