今世は一般人として過ごしたいです【REBORN】

第6話〔異能力〕 ページ8

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　真逆の不良の溜まり場。
すると、先程私がぶつかった人が声を上げた。


「痛っ！ おい餓鬼、よくもぶつかったな。 骨折れたわー、慰謝料払えよ」


　いや、幼児に慰謝料請求しないでくれ給え。
そもそも普通の幼児が慰謝料って言葉知ってるはずないだろ。


「…おじさん、随分骨が弱いんだね。 カルシウム不足？」


「ンだとこの餓鬼!!! それと俺はまだ16だ」


『老け顔でおじさんに見えたんじゃない？』


「………」


　あ、血管がピキピキしてる。
これだから莫迦は…この脳筋が。

　すると奥の方からボス的存在でありそうな奴が前に出てきた。




「おいおい嬢ちゃん達よォ…さっさと此奴の医療代を払ってくれれば済む話なんだぜ？」


「こんな奴に払う程の価値があるの？」


「………あ？」


「だって、」



　何前線に出てんの君!?
流石に体格の差がありすぎだって!!


『ちょっ恭弥く……!!?』



「最近の餓鬼は威勢がいいなァ…おら早く金持ってこいよ。
この嬢ちゃんがどうなってもいいのか？」


「っ…」






　それと少しぐらい見逃せよ。
我々は純粋な幼児なんだぞ。

　………………いや、もう時すでにお寿司か←
すると男が恭弥君を殴った。

　えっ、ちょっと待って。
流石に子供に手をあげるのは拙いんじゃ……！


『恭弥君！』


「っ……」


『……』


「はっ餓鬼なんて所詮こんなもんだろ」


『……手前ら』


「あ？」


『よくも幼い彼を殴ったな』


「幼い彼って…嬢ちゃんも同じくらいだろうが」


『…』


　私は子供が大人に殴られるのが絶対に許せない。
警察に突き出したいところだが、無理。

　流石に弑すのはちょっとアレだ。
それに恭弥君の将来を考えても。

　今日のところは霜焼けで十分か。


『…異能力『霜凍る宵』』





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ちょっと色々とヤバいな。

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