【忍たま】西方に有る聖人と全員出動大作戦

3話~忍術学園へレッツゴー~ ページ4

　
伊作「えぇ……」




貴方「何てのは半分冗談ですよ！伊作先輩がどうしてこの道を使ってるのか気になりますし



久作待たせちゃ悪いんで早く行きますよ、先輩」





伊作「！ありがとうA！！……ん？半分？」



　





　
伊作先輩の手を引いて早足で歩いていく


　

出来れば伊作先輩の不運の回数が少ない内に早めに忍術学園に着きたいね



じゃないと不運慣れしてる僕とは違って不運慣れしてない久作が可哀想だし身の危険が半端ないからね





　


　

　



　


貴方「んで、何であんな所に？彼処あなたの通学路じゃないでしょう」



伊作「いやぁ……それが不運に合って合って合いまくったら気づくといつもの通学路じゃなくて…」




貴方「……神がかってますよね、伊作先輩の不運」




　
伊作「あはは……」


　


　

　


　


流石不運が集まる保健委員会六年連続で保健委員会委員長の不運大魔王、名に恥じぬ不運なんだよね



僕も割と不運な方だけど伊作先輩みたいな不運にはなりたくない、絶対に



　


前委員会は不運委員か……じゃなかった保健委員会だったけど今年は生物委員会なんだ、きっと大丈夫！




……大丈夫、だよね？？




　

　


　

貴方「僕、忍術学園に無事五体満足でつけるのか不安になってきました」



伊作「大丈夫！もしもの時は僕が二人を守るよ！」



貴方「いや貴方に守られたら逆に不運悪化しそうなんで結構ですね、逆に僕が先輩を守ります」




伊作「A……！！」





　



　


先輩気づいてるか分からないけどさっきから枯れ木が先輩目掛けて倒れたりしてるから、ほんとに危ない



僕が受け流してるからいいけど、ほんとに冗談抜きで危ない



　

　

　

「あ！せんぱーい！Aせんぱ……善法寺伊作先輩！？！！」





貴方「やぁほー久作！夏休み前ぶりだね！！」





ｷﾞｭｳｯ






伊作「やぁ久作、ちょっと訳ありで今回は僕も同行させてもらうよ」






能勢「は、はぁ……取り敢えずお久しぶりです、その怪我大丈夫ですか？」





伊作「大丈夫、不運も慣れっこだから」
　


貴方「いやそれ慣れちゃダメなやつ」
　


　



　

木の下で佇んで、僕達に気づくと笑顔で手を振って近付いてきた久作を抱きしめる


あー可愛い！！後輩可愛い！！！



　


能勢「そ、そうですか……それじゃあ行きましょう！」



貴方「そうだね」



伊作「なんかごめんね……？」

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