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「樹さ、彼女つくらないの？」
樹｢は、何でいきなりそんなこと言い出すんだよ｣
｢だって、樹なんだかんだでモテるじゃん。なのに彼女つくらないから何でかなって｣
樹｢まぁな、お前と違って爆モテだかんなー困るわ｣
｢褒めなきゃよかった、前言撤回。｣
私の言葉で調子に乗ってる樹を軽く引っ叩くと、
樹｢そー怒んなって。まぁでも、Aに彼氏が出来たらつくってやるよ｣
そう言って私の頭の上に手を乗せてニヤッと笑みを浮かべる。
｢なにそれ、嫌味ですか？｣
樹｢ははっ、今お前すっげーブッサイクな顔だったぞ。仕事早く済ませて残業で遅くならないように頑張れよ｣
俺は定時過ぎかたら帰るわ、と言いながらカバンを持って同僚の高地君と帰っていってしまった。
｢そこは普通手伝うとかあるでしょ。｣
嫌味ったらしい樹の後ろ姿を睨みつけながらもパソコンに目を移した。
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作者名：かのん | 作成日時：2019年3月11日 14時
