風呂場からたんぽぽが生まれました。【我妻善逸】

たんぽぽが９ ページ10

おはよう世界。


この世界は残酷だな。


何で私が床で寝てんだ？


は？

え？


確かにベッドで寝たはずなんだけど……。



背中痛い。


私はベッドに目を向けると、


あれれーおっかしいぞー！


何でたんぽぽが私の部屋で寝てるのかなぁあ？


たんぽぽには飽き部屋で寝てって言ったはずなんだけど。


ご親切に布団を敷いてあげたのに。


私は善逸の頬を引っ張った。



善逸「ぎゃぁああああ！？もげる、もげるぅうう！！」



朝から元気だなたんぽぽ野郎。


『何でここで寝てんの？』


私はにっこりと笑った。

目は笑ってないけど。


善逸「あれ？俺は禰豆子ちゃんに導かれて……」



『私は禰豆子ちゃんじゃないよ？』


善逸「知ってるよ！！禰豆子ちゃんがこんな般若みたいな顔しないもん！」


『お覚悟……？』


私は善逸をぼこぼこのけっちょんけっちょんにしてやったぜ★







善逸は隅で体育館座りをしている。


周りにキノコ生えてるよ。



まぁ、流石にやり過ぎたとは思ってる。



だけど、そんな落ち込む？


『ごめんってー！私、低血圧だから朝は機嫌悪いんだって！機嫌直してよ！』


善逸「俺には朝起きたら妻である禰豆子ちゃんにおはようの言葉を交わし合うんだ。









なのに……なのに……なんで禰豆子ちゃんとは正反対のAの顔を見て起きないといけないんだよぉおお！！」



まじでぶっ殺してやろうか。


てか、そっちに不機嫌になってたんかい。



『テメェの明日の寝場所は草むらだ。たんぽぽらしく地面に埋まって寝てろ。

安心しろ、私が埋まっているお前を朝一番に踏んでやるからよ。



禰豆子ちゃんボイス付で』






善逸「それは嬉しい！！」


気持ちの悪いやつだなお前は。

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