炭治郎と６１ ページ14
いきなり男が襖を開けると頭を床に擦り付けた。
「この通りだ頼む！！勘弁してやってくれ！もうすぐ店の時間だ客がくる！！俺があの子にきつく叱っておくからどうか今は……！どうか、俺の顔を立ててくれ……」
蕨姫花魁は男を見下す。
蕨姫花魁「旦那さん、顔を上げておくれ、私の方こそご免なさいね。最近ちょいと、癪に障ることが多くて、でも今は、この子のお陰で気分がいいの」
蕨姫花魁がAを見つめる。
蕨姫花魁「入ってきたばかりの子につらく当たりすぎたね。手当てして頂戴」
蕨姫花魁は女たちに手当てを頼むと、Aの方に振り向き、
蕨姫花魁「アンタの事、気に入ったよ。仕事の後でまた呼びにくるからね」
蕨姫花魁はさっきよりも少し穏やかな顔をしていた。
蕨姫花魁の姿が見えなくなると、
「あの、Aさん、あの蕨姫花魁に気に入られるなんて、何かしたの？」
女たちがAの周りに集まった。
『何も、してませんが……』
「蕨姫花魁は何時も気難しい方で、あんな、穏やかな顔見たことがないわ」
絶賛の声が上がる。
『……そんなに、悪い人じゃないです』
そう伝えると、Aは善逸の手当てに向かった。
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骨の皮スネア(プロフ) - アリィさん» 教えていただき、ありがとうございます！！直しました！ (2020年1月27日 21時) (
レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
アリィ(プロフ) - 堕姫の『姫』が鬼になってますよ！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: 70f76cfc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨の皮スネア | 作成日時：2020年1月16日 19時
