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炭治郎と58 ページ11

Aは凄く不満な顔をしていた。

『なんで、炭治郎と同じ仕事場じゃないの……』

炭治郎はときと屋を潜入中だが、Aは京極屋の裏方に回っていた。

さっきから酔っぱらいの男に絡まれてばかりだった。

「べっぴんさんだなぁ、今夜どうかね?」

『嫌です。帰ってください』

腕を捕まれたのでAは手刀で頚をうつ。


「ちょっと、Aさん!お客様にそんな態度はいけません!」

『…………もっと地味な仕事を下さい。この仕事は私には荷が重いです』

女は少し考えると、何かを閃いたのか顔を明るくする。

「なら、蕨姫花魁の世話を頼むわ」

『蕨姫花魁?』

「京極屋の売れっ子の花魁よ、貴女、あの人に耐えられるかしら」

女は悪い顔をすると簪を渡した。

「まずは、これを届けておやり、後は蕨姫花魁の言うことを聞くんだよ」



Aは女に言われたように簪を届けに蕨姫花魁の部屋に向かう。

『……何この感じ、』

蕨姫花魁の部屋に近づく程、嫌な感じが強くなる。

『……ッ、これは、鬼の気配、?』

鬼が近くにいるような感じがした。


襖に手を掛ける前に襖が開く。


蕨姫花魁「アンタ、何か用」


『……ッ(コイツ、鬼だ……、まだ駄目、此処で頚を斬ったら、まだ駄目……!)』

Aは自分に強く言い聞かすと、

『本日より蕨姫花魁の世話係をやらせていただきます。ときと屋のAです。簪を持ってきました。』

蕨姫花魁「そこに置いときな、」

『では、失礼します、』

蕨姫花魁「待ちな、まだ仕事は終わっていない」

『何か、』
 
蕨姫花魁「次の接待、アンタがやりな」

『何の仕事ですか』

蕨姫花魁「決まっているだろう。頭の悪い女だね。客の夜の相手と言えばわかるだろう?」

『それは、貴女の仕事です。自分の事は自分でなさってください』

蕨姫花魁「アンタ、誰に口きいてんの?アタシの言うことは絶対なの。次断ったら命はないよ」

しかし、Aは怯まない。


『そうとう、甘やかされて育ったのね。貴女こそ自分の仕事は絶対よ。文句言う前に接待して下さい』



次の瞬間、


『……ッ!?』

蕨姫花魁「アタシに説教するんじゃないよ。アンタの口、聞けなくしてやろうか」

蕨姫花魁の手はAの頚を掴
んでいた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 原作沿い   
作品ジャンル:恋愛
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骨の皮スネア(プロフ) - アリィさん» 教えていただき、ありがとうございます!!直しました! (2020年1月27日 21時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
アリィ(プロフ) - 堕姫の『姫』が鬼になってますよ! (2020年1月27日 21時) (レス) id: 70f76cfc4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年1月16日 19時

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