#IfMarriage (ページ23)

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# 23 ページ23

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「んじゃ、とりあえず乾杯」

こつんとグラスを交わす

今日は久しぶりに樹と2人でご飯

『珍しいね、樹から誘ってくるの』

「だってよ～2人の展開気になるじゃん？」

早速イフマリの話

「昔から応援してる身だし」ってグイッとビールを飲む樹

『展開…ねえ、』

「だってもうすぐで1ヶ月だろ？流石に好き同士が一緒に暮らしゃあなんかあるだ……って汚い！！なに！！！！」

『ごほっ…樹が変なこと言うから……おしぼり取って』

好き同士なんて言われて

飲んでる途中だった飲み物を思わず吹き出す

きょもが私の事好きなのは知ってる
…勿論私もきょもが好き

でも改めて言われると照れるというか、なんというか

「前はなんだっけ？自分に自信が持てないだかなんだか言ってけど？一緒に暮らしてなんか変わった？」

『変わったね、…うん。変わった』

前は、ただ好きだと伝えてくれていたきょも

一緒に暮らすと、それが言葉では無く行為で伝わってくるようになった

例えば、

きょもが先に帰っていて私が仕事終わりに帰ると
猫のようにとてとてとリビングから出迎えてくれたり

私が料理をしている時に横で見てきたり。本当に見てるだけの時もあれば「俺野菜切る！」って張り切って食材を切ってくれる時もあった

甘えたいモードのきょもが黙って私の膝に寝ながら大好きなコナンの漫画を読んだり、ただ台本を覚える私を下から覗いてるだけの時だったり…

番組のため、新婚夫婦ぶりを見せるための行為だとしても

全部全部、愛おしいと思えた

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