鬼神様は今日も喰らうPart3

98話 ページ5

『堕ー姫ーただーいまー…ってあれ？ご飯でも食べに行ってるのかなー』


ﾍﾞﾍﾞﾝｯ

無惨「調子はどうだA」

『んーいつも通りだよー、というか急に現れないでよ!びっくりした!』

無惨「そのわりには平然としているな」

『そうかなー』


無惨「A、右目はどうしたのだ」

『あ、これ？柱にやられちゃってさー』


無惨「……回復が遅いな」

『毒のせいだろうね、あと血が足りない』


無惨「罪人を見つけられないのか?」


『いや、ここはたくさんいるよ。ただ少し動きづらくてね』


無惨「その柱と関係あるのか……仕方ない、私の血を分けてやろう」


『えっ！？めったに血を分けてくれない無惨が分けてくれるとは何事！何を企んでるんだ!』


無惨「いらないならやらんぞ」

『あ、嘘です。ごめんなさい。ください』

無惨「手を出せ」

『ん』


Aが両手を出しそこに無惨の血が垂らされる


ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ

『ありがとう無惨』


無惨「別に構わん。…堕姫と妓夫太郎が鬼狩りにもしやられそうになったときは、わかっているな？」


『はいはい、頂いた血の分は無惨に従いますよー』


無惨「なぜお前はいつもそう軽いのだ」


『真面目すぎるよりはいいでしょ』


無惨「直属の部下になっていれば細胞を破壊して教育してやるものを」


『さらっと怖いこと言わないでよ!……ｸﾝｯあ、堕姫帰ってきたかな』


ｶﾞﾗｯ


堕姫「無惨様！A！」

99話→←97話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す