132話 ページ37
続いてリケとミチルも着替えて戻ってくる。
｢｢とっても動きやすいです！｣｣
双子のような服装に思わず｢可愛い｣と声が出てしまった。
｢わぁ！3人ともよく似合ってる！！｣
｢ありがとうクロエ｣
｢ありがとうございます！サイズも大丈夫です｣
｢よかったよかった！頑張ってね、俺もあと1歳若かったらついていけたのになぁ｣
たしかに！あと1年早かったらルチルさんもアーサー王子もクロエも来れたのに。
でも初めて任務を任されたわ！ようやく私も一人前の魔法使いと認められたのね！
｢ネロ｣
｢っ…な、なんだ…？｣
オズさんに呼ばれてネロさんはびくっと肩を震わせる。
｢お前からも言ってやれ。フィガロに｣
｢…え、なにを…？｣
｢どう思っているかだ。この3人が任務へ行くことについて｣
心底困った顔をしてネロさんは｢あー…｣｢えっと｣と言葉を探す。今ネロさんは逃げれるなら逃げたいと思ってるだろうなぁ。
｢子供って…案外、大人が思ってるより成長してるもんだし…俺は…悪くねえと思うよ。必要以上に怖がらせることもないと思うし……｣
｢ネロ…｣
｢ただ、…必要以上に怖がることはないが、油断だけは絶対すんなよ。常に危険だと思って動け。自分の力を過信するな。無理だと思ったら任務はいいから逃げてとりあえず外へ出ろ。3人とも必ず生きて帰ってこい。それが任務より大事なこと、わかったか？｣
｢わかりました！｣
｢はい！｣
｢よーし、任務の日は俺がなんか美味いもん持たせてやるよ。それ食べて頑張れよ。俺が言いたいことはそれだけだ。何事も経験。信じてるよ、この子らを｣
｢……本当にむりだとおもったら…逃げてきていいからね。ミチル、リケ、A。正義と無謀は別ものだから｣
そう言ってフィガロ先生は3人まとめて抱きしめてくれた。
｢君が子供だから｣前にフィガロ先生に言われた言葉。
ここの大人たちはいつだって私たち｢子供｣を守ってくれる。それがどれだけ嬉しくて、どれだけ贅沢なことか。
｢ありがとうございます、フィガロ先生。絶対生きて帰ってきます｣
｢僕も大丈夫ですよ！フィガロ先生！！｣
｢任務も無事終わらせてちゃんと帰ってきます｣
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灯油マン(プロフ) - るゆさん» ありがとうございます！早起きですね！4もありますよ！ (2021年12月5日 8時) (
レス) @page50 id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
るゆ - 3終わりましたね……めっちゃやばかったです、過去編が楽しみすぎる。4が出るのを楽しみに待ってます！ (2021年12月5日 7時) (レス) @page50 id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - るゆさん» ありがとうございます！面白いと思い続けて貰えるように頑張ります！！ (2021年11月30日 12時) (レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
るゆ - 灯油マンさん» いえいえ！こちらこそ、語彙力がないので上手く感想を口にすることが出来ないんですけど、読んだら感想を言いたくなるお話なので… (2021年11月30日 5時) (レス) id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - るゆさん» お久しぶりです！！ありがとうございます。わたしもなかなか更新できてませんでしたので！いつも本当にありがとうございます。 (2021年11月29日 9時) (レス) @page2 id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯油マン | 作成日時：2021年8月1日 11時
