TYside ページ40
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ヤバいヤバい！
夕方から入っていた仕事が予想より遥かに押してしまい、帰宅が23時だった。
汗を流したくてお風呂に入りたいが、僕が入るのはいつも最後。
メンバーが順番にお風呂に入っていくのを、落ち着かない気持ちで眺めていた。
マークと入れ替わるように出てきたジャニに声をかけられた。
「どうした？そんなに慌てて。」
「その…、日付変わるまでにしたいことがあって。」
「したいこと？もしかしてゲーム？」
「ゲームじゃないんだけど…」
頭にタオルを被せ拭きながら不思議そうな顔をするジャニ。
すると、マークの次に入る予定のテイリヒョンがやってきた。
「あれじゃない？Aさんに連絡先聞いたから送りたいんじゃないの？」
さすが最年長、弟の気持ちまでも見透かしてるのか。
「そうなの？なら早く入らなきゃ。」
「俺と順番変わる？」
優しいヒョンがそう提案してくれたから、代わってもらうことにした。
出てきたマークの横を素早く過ぎ去ると、小さな声で「Wow…」と聞こえた。
「あれ？次テイリヒョンじゃなかったですか？」
「うん。急いでるみたいだから代わったんだ。」
シャワーを頭に当てながらシャンプーを手に取り、いつもより荒く頭を洗う。
"０時になるまでに"そう言ったからには待たせたくない。
頭の次は身体を洗い始める。
いつもならゆっくり済ませるけど、今日は最後じゃないし画面の向こうに人を待たせてる。
汗をかいた場所だけ念入りに洗い、シャワーを止めて体を吹き始める。
洗面台の鏡に映った自分を見て、
「ドライヤーは…後でいっか。」
出しっぱなしだったドライヤーをスルーして脱衣所から出た。
「うわっ、テヨン髪は？」
廊下ですれ違ったユタに声をかけられるも、
「後でする！」
素っ気ない態度で返事をしてしまった。
自室に入り充電してあったスマホを手に持つ。
新しく入った彼女の名前をタップして、個人チャットを開いた。
「遅くなって、ごめんね。まだ…起きてる？」
口に出しながらメッセージを送ると、1分後に返事が返ってくる。
A起きてますよ!お仕事お疲れ様です。
まだ起きてることに一安心して次のメッセージを送った。
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作者名：ゆうなす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b115645c0f1/
作成日時：2022年9月29日 18時
