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｢ユタヒョン、テヨンイヒョン！
Aが来てくれましたよ！｣
後ろを振り向き頭を出す人達にそう伝えると、その一人が部屋から出てきた。
｢Aちゃん!?｣
それは黒髪から派手な髪色に変わった悠太さんだった。
｢久しぶりやん！今もアイドル目指してるん？｣
｢いや、実は──｣
｢ねぇ、誰なの？｣
私が話そうとすると、ヘチャンくんが私の言葉に割り込んでくる。
｢初めまして。A Aといいます。｣
そう挨拶すると、部屋の奥にいたテヨンさんと目が合った。
目が合うなり手に持っていたタオルを落とした。
｢お久しぶりです。テヨンさん。｣
｢え、なに。テヨンイヒョンも知り合いなの？｣
そこから、127全員をマークが紹介してくれた。
｢お久しぶりです。｣
その中には、以前会ったドヨンさんとテイルさんがいた。
｢お久しぶりです。以前はありがとうございました。｣
｢こちらこそ、素敵な楽曲をありがとうございました。｣
テイルさんが私に優しく笑いかけてくださる。
私の話で盛り上がるメンバーさん。
｢そういや、さっきなんか言いかけてたよな？｣
全員分の紹介を終えると、悠太さんが近づいてきた。
｢さっき…？｣
｢ほら、俺がアイドル目指してるか聞いたやん？そん時。｣
｢あ、実は私アイドルではなく作曲家になりました。｣
そう悠太さんに話すと、悠太さんは大きな声を出して驚いた。
｢うそやん！｣
｢嘘じゃないですよ！と言うか、
元々作曲家になりたくて韓国に来たんですから！｣
私の声が部屋に響いた。
｢だからさっきドヨンが楽曲て言ってたんか。｣
｢はい。以前作った楽曲を御二人が歌ってくださったんです。｣
｢この前流れたドラマあったでしょ？あれ。｣
｢あぁ！あの恋愛ドラマね。｣
次はドラマの話で盛り上がるメンバーさん。
話題がコロコロ変わって忙しい方達だ。
｢これ飲む？｣
蚊帳の外で座っていると、ジェヒョンさんがコーヒーの入った紙コップを差し出してくれた。
｢ありがとうございます。でも、
私コーヒーが飲めないんです。｣
｢あ、そうなんですね。
じゃあ、こっちがいいかな？｣
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作者名：ゆうなす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b115645c0f1/
作成日時：2022年9月29日 18時
