九条の貴婦人 (ページ43)

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競射では男子がどこか違って見えた

「「よーし！」」

花沢「なんか雰囲気違くない？」

妹尾「いつもの調子以上」

中崎「ここまで皆中か。相手は1つ外してるから」

そこで如月も中てる

「「よーし！」」

A「これで決まる」

鳴宮が中ててくれると切に願う女子たち。その思いは届いたのか綺麗な射で的中し5射皆中することができた

「「！よーし！！」」

決勝トーナメント出場権利を得た風舞男子に一同は拍手をする

蓮は耳にスマホを当てながら県大会本戦結果を見た

蓮「妹尾ちゃんは駄目だったみたいだ」

滝川『そうか』

蓮「あ！九条ちゃん優勝してるぞ！」

滝川『優勝か！！よかった』

蓮「男子は……通ったぞ！」

滝川『ホントか？！』

蓮「あぁ、決勝トーナメント出場だ！」

滝川『そうか！あいつらやったのか！！』

病院の固定電話から蓮に結果を聞いた滝川は安堵した

蓮が電話してるのを見た男子は相手が滝川だと直感的に思い蓮に引っ付いた

蓮「この人気者め……」

滝川『みんな、ほんとに心配かけてすまなかった』

竹早「無事なんですね？」

滝川「あぁ、今精密検査で足止めくってるが歩けるし喋れる」

それを聞いたみんなは安心して顔が穏やかになった

滝川「みんな、よく頑張ったな」

部員の返事が1番大きく響いたいい日だった……

翌日の決勝トーナメントでは男子の勢いがよく決勝進出を果たした

男子のいる待機所に行くと彼らは疲れていながらも嬉しそうだ

花沢「みんな！すごいよ決勝進出！」

白菊「正直ここまでくるとは思いませんでしたわ！」

妹尾「大したものだ」

A「いい顔してるね男子」

中崎「雅貴のハチマキのおかげだな」

ハチマキを見つめてた鳴宮はとある提案をする

鳴宮「蓮さんに連絡する?(・・ )」

如月「ナーイスシャレ！」

鳴宮「いや、シャレじゃないけど」

楽し気な風舞を菅原ツインズは面白くなさそうな顔をして去っていった……