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鳴宮「そうだね、ほんとそうだ。妹尾！ごめん！」
妹尾「！……うん。Aにも謝りにいきなよ」
鳴宮「うん……しばらくこれ預かっててくれないかな？2人の言う通りだ、俺たちはここに弓を引きに来たんだから」
花沢「わかった、責任もって預かる」
鳴宮は花沢の出した手にスマホを乗せた
白菊「コーチへの心配も私たちが預かりますわ」
鳴宮「うん、頼む」
鳴宮に続いて他の男子もスマホを2人に預けた後、Aの元に走っていった……
鳴宮「A！！」
妹尾に居場所を教えてもらった男子はAを見つけ即座に謝った
A「もうマサさんへの心配はいいの？」
小野木「スマホとマサさんへの心配は白菊たちに預かってもらった」
如月「せっかくの決勝をよく見てなくてごめん！」
竹早「優勝したのにこんな顔させてごめんね」
山之内「九条さんに呆れられない射を見せるから！」
鳴宮「さっきはほんとにごめん！そして個人優勝おめでとう！」
「「おめでとう！」」
Aはそんな彼らの顔を見て少し安心した顔をして微笑んだ
A「ならもう準備しなきゃいけないんじゃない？」
それを聞いた男子は慌てだし会場へ向かった
A「本当に大丈夫かな……」
少し不安を抱えながらもAは妹尾たちのいる観覧席へと歩き出した……
「「よーし！」」
花沢「どうなることかと思ったけどみんな結構しっかり引けてるね！」
妹尾「うん」
鳴宮が外し思わず花沢は目を瞑ってしまった
花沢「今ので3巡したね、いつもくらい？」
白菊「いいえ、少し少ないですわ」
A「やっぱり」
白菊「はい、予選から後は平均して16中くらいは取れるようになってましたの」
A「でもすでに5射抜いているね」
白菊の持つ採点簿を除き見たAはそう言い白菊も頷く
花沢「この1巡でどれだけ中てられるか……」
妹尾「うん、いつもの実力なら決勝トーナメント間違いないと思っていたけど厳しくなるかもね」
結果は14中で1立目が終わった……
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作者名：奏 | 作成日時：2023年1月24日 8時
