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山之内「なんかいざこっち側から見ると九条さんの射って威圧感あるよね」
竹早「それがこっちにまで届いてるってことは射場はもっとすごいってことだよ」
「「よーし！」」
Aは初手で的心に中て鳴宮たちは声をかける
弓道をやっている者はもちろん、大人たちもAの射に見惚れ凝視する
「あの子すごくうまいな、どこの子だ？」
「風舞ですって……桐先じゃないのね」
「貴婦人様の名は健在というわけか」
周りの大人がAのことを話し出して山之内は不思議そうな顔をする
山之内「九条さんって大人にまで有名なの？すごい人なのはわかるけど」
竹早「まぁ全国優勝者だしAの祖父が弓道界で有名な方だからそういった話の話題になりやすいんだ」
山之内「へぇ〜、けどあれほど視線を感じても的の真ん中に中て続けるってやっぱ九条さんすごいな〜！」
「「よーし！」」
Aは4本目も的心に中て皆中を決めた。拍手を背に退場していくAは凛としている……
A「ほら乃愛、泣いてると更に熱が上がるよ……最後まで引ききって、よくやったよ」
白菊を医務室に連れて行った後、男子個人戦が始まったが小野木は4射1中。男女個人戦予選第1位は藤原とAで終わった……
日が暮れて風舞高校弓道部員は先生方の前に立っていた
滝川「白菊は体調はよくなったが良くなったが大事をとって先に帰した、心配しなくても大丈夫だ」
それを聞いた部員が安心の顔をする
滝川「Aと妹尾は本戦に駒を進めることができた」
トミー先生「七緒くんも2回戦まで行ったんじゃ大したものじゃよ、他の者もみんなよくがんばった！わしは感動した！」
それでも悔し気な顔をする人がいる
滝川「なーんだその暗い顔はー？まだ明日の団体戦もあるんだぞー！」
トミー先生「明日は明日の風が吹く、今日の結果を忘れろとは言わんが引きずられる必要もない。今日はもう練習などせずたっぷりご飯を食べ風呂に浸かってよーく眠るように。以上じゃ！」
「「お疲れさまでした！」」
みんなが帰る支度をする中小野木は顔を俯き立ったままだった。その彼の肩に滝川は手を置く
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作者名：奏 | 作成日時：2023年1月24日 8時
