九条の貴婦人 (ページ18)

今日:14 hit、昨日:114 hit、合計:155,584 hit

17 ページ18

小野木「コーチなんてすっげぇ意外！暫く弓休むんじゃなかったっけ？」

小野木は鳴宮の肩を押し滝川に近づいた。小野木の顔には嬉しさがにじみ出ている

鳴宮「え？休むって？」

滝川「少しの間、休んだ時期があったんだ。今は再開してるけどな」

鳴宮「へー休んでたのか」

小野木「へー再開したのか」

また同時に話す2人は正直仲いいようにみえる

滝川「まぁいろいろあったわけだ、で今は新米コーチ。そっちが七緒か？」

如月「おっす、かっちゃんからマサさんの話は聞いてます」

滝川「どうせろくでもない話だろー？」

小野木「だ、違うって！」

滝川「フッ……それから」

竹早「初めまして、部長の竹早静弥です。よろしくお願いします、滝川先生」

前に出て礼をする竹早に滝川は軽く「りょーかい」と返す

滝川「ただし、先生呼びは勘弁してくれないかな？マサさんでもタキさんでもなんでもいいから」

山之内「じゃあマサさん！俺、山之内遼平です！よろしくお願いします！」

滝川「おう、遼平よろしくな」

すると滝川はAと目が合った

滝川「Aじゃないか？俺を覚えているか？」

A「顔を見るまで忘れていました、うちに顔を出さないからですよ」

親しげな2人に周りの部員が？が頭に浮かぶ

滝川「ははっ悪かったって、今度顔を出すよ」

A「祖父も喜びます。まぁ何はともあれご指導お願いしますねマサさん」

滝川「俺がAに教えるところなんてあるのか？まぁ楽しくやろうな」

滝川は少し歩き振り返る

滝川「じゃ、練習始めますか？」

すると部員は準備をし始める

小野木「マサさん！俺たちいつも準備できたやつから自由に射込みやってるけどそれでいいよな？」

滝川「オーケーオーケー！」

トミー先生「それじゃ、後は任せたよ雅貴くん。わしは職員会議でな」

滝川「ありがとうございます」

「「ありがとうございます！」」

道場から出るトミー先生に滝川が礼を言うと部員たちも続いて礼を言う

みんなが射込んでいる間滝川は後ろから見守り隣で準備する鳴宮に声をかけた