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二階堂「な！こういうやつ、折り目正しいだろ」
不破「うちとは真逆だな」
二階堂「あそうそう、いつもAが世話になってるね〜」
鳴宮「え？世話？」
その時如月は二階堂の来ているパーカーを見て思い出した
如月「(九条さんの彼氏ってこの人？)」
待機場所になかなか来ないからか役員が呼びに来た
「辻峰高校、風舞高校のみなさんは待機所に入ってください」
役員に返事を返すと二階堂は滝川に話しかけた
二階堂「あ、そうだ風舞の先生。待機所での指導は禁止なんでしたっけ？」
滝川「おう、規約にある通りだ」
二階堂「あざっす！」
すると二階堂は後ろを振り向いた
二階堂「不破、取り懸け。太田黒、弓手。樋口先輩、足踏み。荒垣部長、脳天。各人注意、以上っす」
二階堂の声のトーンも下がり指導された4人は返事をする。その様子を見ていた滝川は感心したように見ていた……
第一射場に辻峰、第二射場に風舞と入場し試合が始まる
先手辻峰の二階堂と不破が中てていく
妹尾「間髪入れない感じだね」
白菊「1回戦よりも大前と二番目が早いですわ」
小野木も中てて山之内も引き分けるが太田黒の重い離れにややビビる。だが二の白に中てる
このまま全員外さずきたが鳴宮の射で狂い始めた
A「(着離れ……湊？)」
ここから負の連鎖が止まらない。小野木は焦って力み外し山之内は伸び切ってないのに話してしまい外れ、竹早が冷静に中てるが如月も無理に先手を後ろに振り外した
鳴宮はなにかおかしいと感じながら自分が中てないとという使命感に駆られる
「辻峰高校17中、風舞高校13中。よって決勝に進むのは辻峰高校です」
鳴宮が打ち終え椅子に戻り自分たちの的中を聞いて正気を取り戻した
役員の起立の合図がかかるにも関わらず鳴宮は気が動転し動けなかった……
荷物置き場に戻った男子は落ち込んでおり大前だった小野木は謝った
トミー先生に言われ決勝を見る男子は辻峰と桐先の射を見ていた
二階堂は席に着き後ろから藤原の射を見た後鳴宮に視線を向けた。鳴宮もその視線に気づく
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作者名：奏 | 作成日時：2023年2月6日 10時
