【d!】薔薇姫3

第118話 ページ22

ゾム「あいつが外した時やないと無理や、さっき行ってきたけど触れんかった」


A「､､､触れなかったというのは？」


ゾム「結界？なんやわからんけど触ろうとしたら吐き気がして死にかけた」


A「大丈夫ですか？降りてきてください、ここ座って」


ゾム「もう大丈夫､､､でも座るわ、A様の隣な」


グル「ふざけるな」


A「なんでもいいです早く座って、お茶入れます」



















隣の空席を叩けばゾムはそそくさと座った


グルッペンが不機嫌にゾムを睨む



















A「ユリがネックレスを外すなんてある？」


グル「､､､んー、なんかないのか？機会が」


ゾム「知らん、それ食うてええ？」


A「いいですよ､､､」



















､､､薔薇祭？



















A「薔薇祭、ってもうすぐじゃなかったですか？」


グル「ん？あぁ、近々あるらしいな」



















その時薔薇姫をユリにすれば薔薇姫は能力の


開花を邪魔しないようにアクセサリーは


全部外さないといけなかったはず


だからその時ユリがアクセサリーを外せば


壊すことが出来かもしれない



















A「どうですか？私の考えは」


グル「､､､あー、」


ゾム「､､､」



















あれ？なんでそんな不満そうなの



















グル「薔薇姫を、ユリに？」


A「えぇ、アクセサリーを外すチャンスでしょう？」


グル「､､､むー、薔薇姫は､､､んー」


A「？」
















ゾム「薔薇姫はA様やろ？」


A「え」


グル「､､､」



















なんでもないような顔で当たり前のように


そういうゾムに呆気に取られた


その向かいでグルッペンが頷いている



















グル｢本来、薔薇姫は生贄の血を飲むことで才能が開花すると言われている､､､でも本当は違うのだろう？｣


A｢何を言ってるのか分かりません｣


グル｢Aがいつも薔薇の匂いがするのも、振り返った時に消えてるのも､､､いつだって薔薇を取り出せるのも、見えない誰かと話しているのも、全部､､､Aが薔薇姫だからじゃないのか？｣



















しん｢ばれてたみたいだね｣


にい｢別にバレたらいけないものでもないだろ｣


しん｢それもそうだね！｣

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