episode80 ページ31
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『ままぁ！ぱぱ！！どこ...」
そう大きな声で自分の両親を探すA。
____これは糸師冴と朝比奈Aが出会った日の物語
まだ時間帯はお昼の12時をすぎた頃、空が青く澄んでいる日だった。
『ままとぱぱどこにいるの...』
朝比奈Aは小学2年生の夏休みに入りおばあちゃんのお家にお泊まりに来ていた。
しかし持ち前の方向音痴を発揮させ、自分がどこにいるのかも両親がどこにいるのかも分からない状況。
そんな不安でいっぱいのAは次第にぽろぽろと大粒の涙を流し始めた。
そんな時、しゃがみ込んだAの後ろから声をかけた少年が1人。
「大丈夫か？」
『ふぇ？』
すると優しく声をかけた少年はAと同じ目線までしゃがみ込んで頭を軽く撫でる。
「泣くな」
『うぅ...でも、ままもぱぱも...いなく、なっちゃ...たぁ』
自分で言ってその事実を実感し、さらに涙が溢れてきた。
するとその少年は少し困った顔をしたあと小さくため息をついて言った。
「2人が見つかるまで俺がずっとそばにいてやる。だから、泣くな」
『...へ？お兄ちゃんが？』
「あぁ、ずっとな」
その言葉に安心したAは、だんだんと笑顔になり。次第に溢れ出ていた涙も止まっていった。
「立てるか？」
『うん』
そう言って少年はAの腕を引いて、手を繋いで歩き始めた。
『お兄ちゃんの手あったかい...、すごく安心する』
『そうか』
そっけなく返ってくる返事とは裏腹に手はぎゅっと強く握られた。
手を引かれついた先は近くにある公園だった。
『わぁ！ブランコがある！』と自分が迷子であることを忘れたようにはしゃぐAを見て少年はまた困ったように笑った。
そしてAと繋いでいた手の反対側で持っていたボールを蹴り1人で練習を始めた
『何してるの？』
ブランコから下りて来たAが少年のところへ小走りでやってくる。
「サッカー」
『サッカー...？』
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小雪(プロフ) - 翔奈さん» コメントありがとうございます！更新が遅れてしまって申し訳ないです...。あと少しよろしくお願いします(￣^￣)ゞ (2023年2月17日 7時) (
レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - 更新とっても嬉しいです（ ; ; ） (2023年2月16日 22時) (レス) @page47 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - itori0828さん» コメントありがとうございます！絶対とは言えませんが前向きにじっくりと検討してみます...！この作品も最後までよろしくお願いします！！ (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - Manakaさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです。これからも楽しんでいただける作品作りを心がけます...！ (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - ここなさん» コメントありがとうございます！じっくり検討してから答えを出したいと思います...！これからの更新もお楽しみに (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2022年12月3日 19時
