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episode61 (凪said) ページ12

俺とAは昔はずっと一緒にいた。

今よりも距離が近かったし、お互いが隣にいるのが当たり前だった。



でもそんな関係が変わった出来事がある、あれは中学1年の秋


夕日がお互いの影を長く伸ばし、空気が肌をさすように冷たい帰り道でAが言った。



『誠士郎はもし、自分のことを好きって言ってくれる人が現れたらどうする?』



俺はAが聞きたいことの意味が分からなかった



「どうゆうこと...?」

『そのまんまの意味かな...』



俺は少し考えたあと口を開いた



「少なくともちょっとはその人のこと知りたいって思うかな。んーやっぱめんどくさい。あっ...でも、」



俺の言いかけた言葉を遮るように『誠士郎らしいね....』とAは悲しそうに笑った



『ねぇ、誠士郎』

「ん?」

『私たち距離とらない...?』




俺はAの一言に驚いて歩く足を止めた。




『なんか噂されるのとか疲れちゃった...ごめんね』



今度は何かを隠すかのように無理してAは笑う




そしてその一言を言い残して歩いていくAを俺は引き止めることができなかった






そして距離をとってからしばらくたった頃に俺はAが俺から距離を置いた理由を知った

俺のことを好きだと言ってくれる子が現れて、自分がいると2人の邪魔になるからって...





俺がそばにいたいのはAなのに。














◆------------------------◆














どんな形であれ、Aには心から笑っていていてほしい。



幸せであってほしい。




“俺がそばにいなくても”
















そう思っていても。本当は、



















____Aを笑顔にするのは俺がいい。

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小雪(プロフ) - 翔奈さん» コメントありがとうございます!更新が遅れてしまって申し訳ないです...。あと少しよろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ (2023年2月17日 7時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
翔奈(プロフ) - 更新とっても嬉しいです( ; ; ) (2023年2月16日 22時) (レス) @page47 id: 43e26a5008 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - itori0828さん» コメントありがとうございます!絶対とは言えませんが前向きにじっくりと検討してみます...!この作品も最後までよろしくお願いします!! (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - Manakaさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて本当に嬉しいです。これからも楽しんでいただける作品作りを心がけます...! (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - ここなさん» コメントありがとうございます!じっくり検討してから答えを出したいと思います...!これからの更新もお楽しみに (2023年1月17日 12時) (レス) id: 3c7869de8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雪 | 作成日時:2022年12月3日 19時

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