【ブルーロック】あなただけを見つめてる【糸師凛】

episode50 (凛said) ページ1

(凛said)



『凛くん...？』


俺が壁に右手をついてこいつを逃げられないようにしているので身動きが取れず戸惑った声を出す




(この表情もあいつに見せてんのか...)


俺は無意識に目を細めた



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昨日の夜。食堂でこいつと凪とか言う幼馴染が話しているのを見かけた


その後凪に手を引かれついていく後ろ姿を無意識に追いかけようと反射的に席を立ったが、そこで冷静になり俺は追いかけることはしなかった



いつも通りフィジカルスタジオでクールダウンをしていてもあいつは来なかった。



流石に気なり始めた俺は2人を探すことにした

今になればこの判断は間違っていたと思う







そう、俺が見つけたこいつは顔を真っ赤にして凪を見つめていた。


手を握られ、声までは聞こえないが凪が言った一言に耳まで赤くして下を向く


その俯いた頭を凪が撫でた





俺はその2人のやり取りを見てられず、舌打ちをしてその場を立ち去る











あの表情を思い出すだけで胸が締め付けられる。








自覚ぐらいしてる。
俺の中でだんだんと大きくなるあいつの存在を











それでも認めることはできない、


兄貴を超えるためにはこんな歩抜けたことにうつつを抜かしてる暇はねぇ



















俺はあいつへの恋心に見て見ぬ振りをした。



















　 Aへの恋心に正直になることを決めた凪。
　

　 Aへの恋心に蓋をする凛。










　 ____運命の物語が今、動き出す。

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