第20話 ページ22
os side-
os「お茶会めう♪」
グルッペンがこの前の脱走で手に入れた甘味で「お茶会するゾ!!」と俺の事を誘ってきた。
ひとらんでも誘おうかと思い、庭に向かう。庭に向かう足取りは軽い。
庭につくとひとらんらしき白色を見つける。早速、声をかけようと手を振る。
os「おーい!!ひとｒ…………」
ひとらんの隣からひょこっと黒色が覗く。Aだ。
“敵”の存在に気付くと、俺はスッと緩んでいた顔を戻す。
ひとらんの元に駆け寄ると、Aを引き剥がす。
os「ひとらんに何してるんですか?」
上から威圧的に聞く。笑顔で、出来るだけ恐怖を覚えさせるぐらい。
ht「っちょ!オスマン!!遊んでただけだよ!!」
ひとらんが腕を引いて、俺をAから遠ざける。
os「なんでこいつ庇うねん。」
Aに聞こえない声でひとらんに尋ねる。前はひとらんも疑ってたはずだ。
ht「ま、まあそんな事より、何か用があって来たんじゃないの?」
ひとらんがAに聞こえる声で話す。無視しときゃええやん。
os「それはお茶会に“ひとらん”を誘いに来たんだ。」
ひとらんの部分を強調する。Aとお茶会なんてするつもりはない。
ht「ごめんオスマン。俺この後動物達に餌をやらないといけないんだ。」
申し訳無さそうにひとらんが言う。俺だったらすっぽかしてでも行くが、ひとらんはそこまで甘党ではない。
お茶会の雰囲気が好きなだけであって、お菓子を俺達みたいに食べたりしない。
ひとらんが来れないのは残念だが、お菓子よりも動物なので仕方ない。
os「残念めう。他の人誘うねー。」
俺は速くこの場を立ち去ろうと「それじゃっ。」と歩き出す。
ht「オ、オスマン!!Aを誘えば良いじゃん!!」
ひとらんに引き止められる。Aとお茶会なんかしない。
『お茶会か!!久しいな。私は甘党故、快く参加するぞ!!!』
は?誰だよ。ひとらんが人格が変わったと言っている。
お茶会にはグルッペンも参加する。国の総統と怪しい奴を一緒にするのは不安だ。
ht「………………オスマン。」
俺がAを睨んでいると、ひとらんが袖を引いて頼んで来た。
ひとらんの頼みは断れない。
os「分かった。ただし変な事はするなよ?」
お茶会と言う気の緩む場で変な事をされては、グルッペンも反応出来ないだろう。
俺の気が緩む事は無いけど。
『勿論だ!!!』
喜ぶAの後ろに、ホッと胸を撫で下ろすひとらんが見えた。
____________________________________
人格 11/????
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
