第16話 ページ18
rb side-
今日はAが来る。オスマンに言われて調べてみたが、なかなかに怪しい。
あんな奴一人に俺らが負けると思っていないが、邪魔な者は排除したほうがいい。
新入りが俺のとこに来る、それはインカムを渡し、幹部になる事を認める、という事だ。
グルッペンだってそんなにあいつと話している様子はないのに何を見て信用したんだろうか。
『Aです。ロボロくんはいますか?』
そんな事を考えていると扉がノックされる。ロボロくん………ねぇ…?
rb「入ってええで。」
ここ最近はAの事を監視カメラ越しにずっと観察していた。怪しい事はしている様子はなかったが………。
『失礼します!あれ、ロボロくん?どこにいるの?』
rb「ここにいるわ!!!!!」
………確かに部屋は散らかっていて、いつもよりも見えにくいかもしれないけど、これは怪しい。((
『ご、ごめん!……………え?』
俺がAの前に立つとAが目を丸くする。俺の顔になんかついてるのかな?
俺は自分の顔を触る。あれ?雑面がないや。パソコンの上か。
rb「どうしたん?」
自分の顔に何もついていない事を確認し、Aの顔を覗き込むようにして尋ねる。
(こいつ背が高いな。)
『………いい。』
rb「え?」
『可愛い!!!!!!!!』
は?しばくぞこのやろう!何だそのキラキラした目は!!!
『可愛い!!小さい!!良い子だねー!』
するとAはテンションが上がったのか、俺の頭を撫でている。どうやら俺を小学生か何かと勘違いしているらしい。
rb「はーなーせー!!俺は子供じゃない!!」
抵抗してもしきりに頭を撫でる。最初はポカポカ程度で抵抗していたが効果はない。
rb「離せや!!!!!」
ドンッとAの肩を押す。すると思いほかAが軽かったようで、俺が思ったより遠くに飛ぶ。
『………っ!!』
Aは壁にあたり、一瞬顔を顰める。するとすぐに驚いたのか目を見開き俺の事を見る。
rb「っごめん!!そんなつもりは……」
俺は強く押してしまった事を後悔してAに謝る。壁にも強くあたっていたし………。
Aは何も言わずに肩に手を当てる。その手は震えているようだった。
するとAは涙を流す。その様子に俺は焦るが、Aは俺の事をずっと見ていた。
Aが部屋を飛び出す。俺も急いで部屋を出て、Aの背中に声をかける。
rb「A!?」
俺の事を見るAの目は、俺じゃない何かを見ているようだった。
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ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
