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ｃｈａｐｔｅｒ １７ ページ19
「ところでさー、Aって、彼氏いるの？」
「うん。……一応」
「一応？」
原澤くんが、少し眉間にシワを寄せる。
「変わった奴でねー、もう本当に破天荒というか…天然ボケなのか…。本人自覚してないのが一番イタイ。」
私は、お水を口に含んだ。
「そんなに嫌ならさ、別れればいいじゃん？」
……別れる？いや、そこまでは……。
「そして俺と付き合おう？」
……………。
ええええええ！
私は、椅子から転げそうになった。
「俺、中学生の時からAの事が好きだったんだ！」
うそー、マジかー。。
「今の彼氏に不満があるなら、俺にしなよ！絶対、俺の方が楽しいって！」
……え、ああ。そう。
私はあっけにとられていた。
まさか、原澤くんが、私の事を好きだったなんて…。
ん？あそこにいるのは？
私は、店に入ろうとしている人を見つめていた……。
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作者名：Smile | 作成日時：2017年8月26日 12時
