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JK「あ、」






帰り際、カラーサングラスとバケハを目深に被り、一言発するジョングクさん




テヒョンさんは、とろんとろんだから、私が反応せざるを得ない








どうしたんですか?って聞くと、携帯無くしちゃって、と言う








年下とは言えど、しっかりしているイメージが強かったから、携帯をなくした、なんてことは絶対しないと思っていた


ジョングガはそこら辺しっかりしてるしねーって前に言ってたテヒョンさんの言葉を思い出す





JK「あ〜…どうしよ、えっと、最後どこで触ったっけ」




キョロキョロしながら、テヒョンさんのカバンの中も漁ってる

慌ててる…うわ、ギャップだ、




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JK「ヌナ、すみません。ちょっと携帯お借りしてもいいですか?」




「へ?」





JK「掛けさせてください、俺マナーモードにしてなかったから、鳴るはずで、」








あ、この人頭いいな



カバンから携帯をとって渡すと、慣れた手つきでタップしていく






それから、耳に当てるから、なんだか恥ずかしくなって


机に突っ伏してスヤスヤしているテヒョンさんの髪の毛を引っ張る






『うー痛い…』と、呟いたテヒョンさんと同時に鳴った着信音








JK「あ」






「ありました?どこからですか?」










さっきとは打って変わって余裕のある表情を浮かべて、
まるで最初からわかってたかのように
自らのズボンのポケットから携帯を取り出して、

突っ伏したテヒョンさんの肩を叩いて起こして






……って、あれ?









「…ありましたね?ポケットの中…」









天然なのかな?と思いながら声を掛けると、ふふっと笑って携帯を返される









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JK「それ、俺の番号です。じゃ」









そう言ってテヒョンさんを連れて店を出ていったジョングクさん



思わず、息が止まった






閉まるドアと、それに伴って控えめになったベルと、画面には、
"정국"と、見知らぬ電話番号

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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時

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