ヌナはあまのじゃくだね。【JK】 (ページ4)

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さっきとは打って変わって、真剣な表情で仕事の話をしている2人からは少し離れたところで

退勤の支度を始める。

やっぱり、彼らはアイドルなんだ、って改めて思う

…イケメンの2人が並ぶあそこの空間。もはや異次元なのでは？

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TH「ふふ〜A〜おかーりっ」

「…ダメです、テヒョンさん飲みすぎ」

少し赤くなるテヒョンさんの隣で、恐らく仕事のノートを広げるジョングクさんと目が合う

うわ、ダメだ、やたらときめいてしまう

なんだかんだ言って、テヒョンさんのグループの中で、1番タイプなせいだろうな

JK「Aさんっていうんですね？」

「えっ、あ、はい」

Aさん、って復唱して、ふふって笑う

男の人に下の名前で呼ばれるのは職業柄慣れている。テヒョンさんにも呼び捨てで呼ばれてるし

でも何でだろう、ジョングクさんに呼ばれると、特別なものに聞こえてしまう

さらに、キラキラスマイル

「あ、チェでいいですよ？ほら、テヒョンさん、お水飲んで」

テヒョンさんに水を渡して、またチラッとジョングクさんの方を見ると

ニコニコしながら、"んーん"って首を横に振る

JK「ヌナって呼びます」

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"ヌナって呼びます"
どくんと、胸が高鳴るのが嫌でもわかる

かっこいい人。ああA、好きになっちゃダメだよ。…ま、ならないだろうけど

((ふふっAヌナ〜))

((うわあ、Aに会わせたの間違いだったかも))

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チェA
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小さなバーで働いている

チョンジョングク
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アイドル。

キムテヒョン
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アイドル。Aが働くバーの常連客