【d!】悪徳令嬢の執事になったのか…？

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トントントン(トントンと違うよ)
「失礼します」
gr「待ってたゾ」

総統室に入るとアーサーを優雅に撫でるグルさんとその後ろに控えるトントン、マンちゃん。そして、連れて帰った隊長さん。を何時でも仕留められる位置にシャオちゃんが待っていました。

「お待たせして、すみません…」
os「大丈夫やで」
隊長「怪我、大丈夫だった…？」
「えぇ、大丈夫です」
隊長「よ、よかったぁ…」

ホッと胸を撫で下ろす隊長さん。何かあったのでしょうか？

隊長「(もし何かあったら俺を殺すって、目が物語ってからなぁ…なまら怖かったぁ〜…)」
tn「まぁ、ええわ。アーサーから受け取った情報とこの隊長さんの話によるとやはり、Aが見つけた場所は国民を監視する所で間違いないわ。今、ロボロとエミさんがハック出来るかやっとる」
「そうですか」
なぁん

いつの間にグルさんから降りたのか、褒めろとばかりにアーサーが足に身体を擦り寄せて来るので、撫でてから、抱き上げるとよじ登って、肩に落ち着いてしまいました。態度悪いのですが、今回はアーサーのお手柄なので目をつぶって頂きましょう。

gr「(Aとアーサーの戯れはやはりいいな)」
tn「(ほんまなら注意せんといかんのやろうけど、アーサーも頑張ってくれよったしな)」
os「(めぅ〜)」
sh「(えぇなぁ、アーサー…)」
隊長「(軍用猫なのかな？後でどうやって躾したのか聞きたいけど、無理だろうなぁ…)」
「？」

なんか、慈愛に満ちた視線を感じます…

gr「っと、とりあえず、ロボロたちがハッキング出来次第、開戦といこうじゃないか！」
os「それまで、彼はどうするん？」
「俺が連れてきたので俺が責任持ちます」
tn「そうは言ってもなぁ…」
sh「幹部が誰かしら1人つけばええんやないか？」
gr「ふむ…とりあえず、幹部も誰かしらついてもらうが構わないか？」
隊長「いや、むしろ、牢屋とかに入れられるべきなのに…」
gr「そうしたいのは山々なんだが…Aが君を信用している以上、仕方なくだ」
os「あと、君が嘘言わずに、俺らに協力的やったってのが1番やな」
sh「よかったやん。嘘言ってたら、首と胴体さよならしとったで」
隊長「(いい笑顔でえげつないこと言うな、この人…)」

幹部と共になら隊長さんといられる様なので、その間に助けたい人達の話を聞かないといけませんね。
とりあえず、このまま、シャオちゃんが一緒に行動してくれるとの事なので、ソーラお嬢様にも報告にいかないと。

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