【d!】悪徳令嬢の執事となりまして

6.昼食と、 ページ32

メイド同士とは仲良くなるのも早いんでしょうね。

「では、無難にガトーショコラにしましょうか」

我々はガトーショコラ作りに専念することにしました。色々作ってもいいのですが、夕食が入らなくなると困りますしね。

os「甘い匂いするめう」
「これはオスマン様」

ガトーショコラを作っているとオスマン様が匂いにつられたのかキッチンに顔を出されました。

os「少しちょーだい？」
雨「んぐっ…」

ちょいちょいと裾を引かれ何かと思い振り返るとオスマン様が首を傾げながら強請るようにこちらを見つめるじゃありませんか。雨哀さんが鼻を押さえていますが、気にしないようにします。

「皆さんには内緒ですよ？」
os「わーい！あー…」

味見用に1つ多めに作ったので良いでしょう。子供のように口を開けるオスマン様に所謂、あーんをしました。

os「んー！やっぱり、Aが作ったのが1番美味しいめう！愛情が篭っとるからやなぁ」
「はぁ…」

視界の端で崩れ落ちるのが見えましたが…大丈夫でしょうか…1口食べたオスマン様は満足したのか、おやつ楽しみにしてると、言って出ていかれました。

雨「A×オスマン様？いや…可愛い言動でAを丸め込んでのギャップ狙い？！恐ろしい子っ…！」
「出来れば本人いない所でお願いできませんか…」
雨「失礼…そして、ありがとう。ソーラお嬢様に報告しておきますわね！」
「しなくていいです！！」






最初に反応くださった、雨哀さんのお名前お借りしました。
一時的にメイドの名前、執事の名前募集を停止させていただきます。沢山の応募ありがとうございます！

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