『無気力なあの子は元天才スパイカー』 【ハイキュー!!】

■"EP.36 ページ38

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その後も烏野側は目立った行動などもなく、町内会側は吹っ切れたように旭さんがえぐい音のするスパイクを打ってた





ひゃぁ…！


私があれ止めてたら絶対腕もげてると思う。









「くっそぉ！悔しいな！
壽賀さん！影山！俺達もいくぞ！」








いや、だから何故私も巻き込まれてるのよ。


何かずっと一緒にやってきたチームみたいになってますけど。







サーブ権は、町内会側に回ってきた






比較的軽めのサーブだった為、特に差はつくことがなく旭さんのスパイクが打たれる



だが、それにへこたれるこちらでもなく、そのまま続けざまに田中先輩がスパイクを打つが、それも止められる。






次に繰り出された旭さんのスパイクに運悪く影山が一番初めに触ってしまった




レシーブを影山がしてしまった









「カバー！カバー！」









影山を狙ったのか分からないが、これで影山がトスをあげることはできない




クルクルとボールが私の方へ回ってくる




あー、くるなって願ってたのにぃ…









『…仕方ない…』









後ろには、田中さんと主将がいる



けど、それより前に日向くんが動き出した






トスを寄越せってことね








『……』








そのまま、ボールを日向くんの最高打点に当たるように持っていく


無事に、鈍い音が体育館内に響き渡りホイッスル音が響いた







さっきのちょっと早かったかも。


なんて反省していると、急に静かになる周り










『ん？』










何かありましたか？？









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