マネージャーとあつむくん

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北さんと部室へと向かう
さすが強豪校で、部室の隣に部室ほどではない小さな部屋があるらしい。
そこにはちゃんと机と椅子とロッカーもあって、
いるものが置いてある棚がある。
マネージャの私はそこを好きに使っていいらしい
主に着替えとか



「侑が無茶振りしてすまんな」

「いえ、貴重な体験できて嬉しかったです、むしろあんなにはしゃいでしまって申し訳ないです」

「嬉しかったならええんよ、名前、なんて呼べばええやろか、勝手にAさん呼んでしもたけど」

「なんでも大丈夫です、でも、さんはなんだか距離感じちゃうので呼び捨てだと嬉しいです！」

「せやな、これから仲良うするわけやし、そうさせてもらうわ。困ったりなんかあれば、どうでもいい話とかでも全然俺には何でもいうてくれていいから」

「ありがとうございます！早速ですか北さん、ずっと思っていたことを言ってもいいでしょうか」

「なんや？」

「かっこいいですね」

「、、、ん？(笑)」

「流石に初めましてでこんなことを言うのは、失礼かと思い言えずにいたのですが、美しすぎてこんなにお綺麗なお方のことを、こんな低俗の私が直視しているのが申し訳ないです。こんなにも馴れ馴れしくお話ししてしまっていいのでしょうか。いえ、これも北さんのお役に立つために今のうちに教えていただいてもらわなきゃですよね！」







そうなんです
北さんはなんと私のタイプそのもので、
初めて挨拶をさせてもらった瞬間からかっこいいが止まりませんでした、、、





「自分何があった、キャラ全然違うで？」

「は、すいません！つい！オタク精神が！」

「オタク精神？(笑)めっちゃおもろい(笑)」

「い！今の顔やばいです！！ファンです！！！」

「だいたいは今の2年のことかっこいいってみんな言うてるし、俺のファンとか初めてやわ(笑)」





北さんがめっちゃわろてる、、、
確かに宮兄弟はすごいファンが多くて、
確かにイケメンだとは思うんだけど
北さんの常に無表情な感じとか、
だからこそのふと見せる笑顔とか
落ち着いた雰囲気とか
髪の先だけが黒いのとか
それはもう素晴らしいなと思います





私の割とオタクっぽい思考から生まれた話を機に、
北さんとは少し距離が縮まった気がした
うぬぼれだろうとそれはこれからマネージャーをやるにあたってやりやすい
北さんもすごくわかりやすく私に色々教えてくれた




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