マネージャーとあつむくん

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「Aー！久しぶりだなー！」

「木兎さん！お久しぶりです！」

「司さんからお前の話聞いてな！待ってたぞ！」

「はい！久しぶりにぼくとさんのプレー見るの楽しみです！よろしくお願いします！」




覚えててくれたんだ
そっか、ぼくとさんまだ大学の練習通ってるんやな
お兄ちゃん勝手に話すなーって思ったけど
話しといてくれるとわざわざ説明とかせんで良いから
ちょっとありがたい




「A知り合いなん？」

「はい、兄の大学関係でお世話になったことがあって」

「そうなん」




あれ、侑くんちょっと機嫌悪い？
うちなんかしたかな
今から戦うところと話すのよくなかったかな
でも、無視は出来へんしなぁ

そのうち治る、と言うか
バレーしたら治るやろうからそれまで待とう






真夏の合宿は選手の体調管理が大変だ
しかも1日となると、疲労が溜まるだろう
私たちマネージャーもそこには気をつけて仕事をしている

昼間にピークが過ぎ、夕方にかけて涼しくなる
強豪校といっても全員が参加できるわけではなく
今まで一緒に仕事をしてくれていたメンバーが少ししかいない
結構大変だけど、それは選手の方がきついのだ
こんなんでへばってたまるもんか



そして、無事に１日目は終わった
マネージャーとしての仕事も終わり残りは居残り自主練
雪絵さんもかおりさんもすごく良い人で
初めての環境で初めての場所、
しかも１人だったので本当に助かった

あとは、オーバーワークにならないように私はみんなの監視役




治くんと侑くん、スナさんしか残っていないのだけれども
私はさんんの試したいことにとことん付き合うつもりだ
オーバーワークになりがちな３人だから
北さんは心配そうにしてたけど
私が残るといったら安心して寮に戻っていった






「なぁ、Aはどこが１番気になったとかあるか？」




少し休憩を挟んでいると
侑くんが聞いてきた

今日の練習試合を見て





「あぁ、私はですね」






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