マネージャーとあつむくん

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階段の踊り場
部活に行った生徒がほとんどで
ほとんど誰も通らない

なのにどうしてこの人たちはここにいるのか





「部活行くんで、どいてもろてええですか」

「あんた懲りへんなぁ、まだ辞めてへんのか」

「何でやめなあかんのですか」

「ほんま生意気やなぁ！！！」



パシンッ！！


昨日と同じところを叩かれた



「っつ、」

「いきんのも大概にせえよ！全部全部あんたのせいやろ！」

「全部って何ですか、うち何もしてへんやろ」



この人は自分が振られたのを私のせいにしようとしている
そして何をそんなに切羽詰まっているのか
だんだん暴走し始めている



「お前が媚び売って、誘惑したせいで！ほんま邪魔やねん！」

「そんなことするためにマネージャーやったと思ってるんですか。そんなんじゃ務まるわけないじゃないですか」

「ええから、お前はさっさとやめればええねん！」

「絶対やめん！あんたらに言われて止めるほどの気持ちでやってへんわ！」



そう言うと、もう一発頬を叩かれた



「こんな暴力振るうことしか脳がない、最低な女」


きっ！っと相手を睨んだ



「うちがおってもおらんでも、こんな人と別れて侑くん正解やわ！！」

「うっさいわ！」





「っちょ！！」



やばい！！！









肩を思いっきり殴られたと同時に、階段を踏み外し
そのまま勢いで落下する
勢いのまま階段下のまで落ち
観賞用の花が置いてある棚にそのままぶつかり
花瓶が降ってきて割れた








ガッシャーン！！！！！






「なに！なに！」

「人落ちてきた！」

「だ！大丈夫ですか！！？」

「めっちゃ血ぃ出てる！早う！誰か先生呼んできて！」




痛い、ほんまアホや
でも、こんなんなるなんて思わんやんか
部活遅れる言うただけやのに
力入らん
いろんなとこ痛いわ

あかん、喋れん
階段から落ちただけやろ
こんな大げさな




「どうしたんや！！A！」

「わかりません！でも急に落ちてきて！そこに３年の人らおって！」

「とにかく救急車！！」




救急車なんていらん
心配かけとうないのに、動け、あほ、、、






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