異世界黄昏半妖物語【d!】 (ページ9)

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｢ああ…そういやしてへんかったわ。俺はご存知ゾムやで、人と【大蛇】の血が混ざった【半妖】や｣

｢俺はショッピっす。其処のゾムさんと仕事やってるんすけど…あとまあ、人と【猫又】の【半妖】です。可愛い愛し子の為に1から言っときますが、この世界は【半妖】と【人間】が暮らす世界ですし不便することはないと思います…でもそうか、これが【告げ】の…偽者ではなさそうっすね｣

そうだ、あと１つ聞こうと思っていたことがあったのだと先程から色々説明してくれるショッピさんに尋ねる
半妖と人間が暮らす世界…それなら、まだ理解は出来た

なら化け物と呼ぶのではなくちゃんとした名前で呼ばなければならない。そして質問とは、先程から言われる【愛し子】の事…愛し子、何がそんなに物珍しいのか。そこら辺に居る半妖の女性の方が綺麗で可愛い人も多いだろうにと告げたのだ

｢愛し子は愛し子っすよ。この世界で【たった１人】の愛し子。愛し子の血は【絶対的な力】を持ち、【先祖代々から伝わる性行為】で列記とした力を継ぐ血縁者を繁殖させることが出来る。つまりあんたは狙われる、無理矢理襲われようが殺されようが俺等は衝動的に誘拐しようとしますね｣

『ｯえ、じゃ、じゃあつまり…貴方達が助けてくれたの、って…』

まあ、ほんとはあんたの事食うか犯して子供を孕ませるかの二択やったんですけど…勝手にゾムさんが契結んでもうたし、殺す事は【絶対】俺等は出来へん。
命に変えてもあんたを守る事だけは約束します、じゃないとゾムさん死んじゃうんでね