課題を終わらせるために冒険しました！【オリジナル】 (ページ10)

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第9話ページ10

「あ、真屋姉ちゃん帰ってたんだ。遅かったね。」

美夜からお茶を受け取りながら言う。

「いや、さぁー？なんか、知んねえんだけど。突然タイムセールやりだしてさ。そん時丁度私が卵とってる時だったんだよ。そした、『今からタイムセールですー！卵お一人様2パック150円！！』とか言いだしてさ～おばちゃんたちに押された潰されるは卵落としかけて割れかけるわ。大変だったんだよー。」

真屋はため息をこぼす。美夜は同情の目を向けてお茶を渡す。

「うわぁ…でも、卵安く買えたんでしょ？よかったね。」

「まぁね。最近全く動いてないからこりゃ多分明日筋肉痛だわ。」

「なんでだよ。あんた、家の仕事サボる気かよ。」

「まぁまぁ、明日は母さん達もいるし、ね☆」

「働け糞ニート」

美夜がそう悪態を吐く。すると、賀屋が苦笑いを作り「まだ働いてないで大学行ってんのか…」と、呟く。

「さ、最後に卵焼くだけでしょ？夜露死苦」

「なんで最後漢字なんだよ。昭和の不良かよ。」

「平成…じゃないね。いま、令和だったわ。うん。令和にも多分いるよ！そーゆー不良。とゆう事なので、はい！よろぴくぴくぅ！」

そうして、真屋は何処ぞの痛いナルシストのようなポーズをして台所を出た。(ポーズはご想像にお任せします)

「なんか、真屋姉ちゃんの行動言語が古くさいね。」

「いつものことだろう。ほら、さっさと飯の準備しようぜ」

「うん」

____

ガチャガチャと、台所から美味しそうな匂いと一緒に聞こえてくる。

グゥゥゥゥウ…

「…はらへりんこ。」

リビング内では真屋の腹の虫が壮大に響いていた。
すぐに終わると思ったが、ケチャップライスを温めているためか思った時間の3分長かった。

「姉貴ぃーご飯持っててー」

台所から声が聞こえる。
真屋は返事をしながら立ち上がり台所へ向かう。
台所へ近づくにつれて美味しそうな匂いが強くなる。

「おら、姉貴様ご登場だぜ。」

「早くオムライス持ってて。」

「りょーう」

「んじゃ、俺スプーンと、オムライス一個持ってくわ。」

「あざ。」

賀屋と真屋がそれぞれ持ってくものを持ってリビングへ向かった。

グゥゥゥゥウ…

グゥゥゥゥウ…

「……さっきからずっと鳴ってんの真屋姉ちゃんの？」

「そやで、我が腹の虫がずっと鳴っとる」

「真屋姉ちゃんの腹の虫元気すぎない？1秒に1回並みに鳴ってない？」

「鳴ってなくもない。」

「どっちやねん。」

2人は駄弁りながら食べる準備をする。