第13話 ページ14
ピーンポーン
ボケッとしていて、かれこれ20分弱。突然リビングの扉の方からインターホンの音が聞こえた。
賀屋は美夜の方を向いた。美夜は心底動くのめんどくさいという顔をしていた。
『しゃぁねぇなぁ…』そう心の中で呟きながら、音の鳴った方へ足を向けた。
「はい。黒葉ちゃんですね。どうぞ〜」
画面を見るとインターホンを押した主、黒葉が見えた。
黒葉は、どうぞの意味が理解したのか画面外の方へ行ってしまった。そしてすぐに、玄関の方から「お邪魔します。」という声が聞こえた。
「久しぶりー遅かったね」
賀屋はリビングに向かってくる黒葉に声をかけた。
「あー、女子は準備が忙しいのー(棒)」
「詳細をどうぞ」
リビングにてボケッとしていた美夜が突然声を出した。
「正直言うと、電話かけられる前まで完全に寝てた。だから、寝すぎて髪の毛もボサボサ、服はパジャマで、朝飯昼飯全く食ってなかったため。予想の10分遅くなった。あと、まだ髪の毛終わってない。」
「だから、いつも、髪の毛結って寝ろって言ってんじゃん。」
「お母っ…賀屋なんかお母さんみたいだよ。」
「…お母さんっていいかけたよな俺のこと。」
「うん。」
「少しは躊躇えよ。」
黒葉が来てなんやかんや数分雑談をしてやっと本題に移った。
「ふーーん…そんで今から探検すると。」
「うん。」
「時間やばくね」
「俺らは時に囚われない。」
「…まぁ、物は試しならぬ、事は試し。やったろうか。」
黒葉は、賀屋の発言を無視して話した。
「んじゃ、必要なもんは、って準備してんだっけ?」
「おう。あとは実行して書くのみ」
美夜が、「ウェイ」と続けざまに言った。
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よや - 友達になってください (2022年6月18日 21時) (レス) id: 30c99c0b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月海 | 作成日時:2021年2月3日 17時